造船工(ぞうせんこう)

ものづくり・工場の仕事
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ものづくり・工場の仕事

造船工の仕事とは?

造船工は、造船所で船の船体や部品を組み立て、溶接や仕上げ作業を行う職業です。巨大な船を一から作り上げる現場の職人であり、力仕事と高い技術が求められます。溶接、切断、塗装、クレーン操作など、幅広い技能を駆使してチームで造船を完成させる役割を担います。

1. 造船工の仕事

造船工は、タンカー・貨物船・フェリー・特殊船などを対象に、船体を構成する部材の加工・組立・溶接を分業で担う技能職です。力仕事より、工程理解と安全を守った精度作業が仕事の核になります。

業務は、鋼板加工、ブロック組立、溶接、歪み取り、艤装補助、塗装前処理、点検補助など。巨大な構造物を扱うため、一工程のミスが後工程全体に影響します。高所・密閉区画での作業も多く、厳格な安全管理が必須です。

勤務先は造船所(大手・中小)、協力会社。建造期間は長期に及び、天候や工程進捗に左右されます。体力と集中力の両立が求められる現場です。

派手さはないが達成感は大きい。海に出る巨大構造物を完成させる基幹技能職です。

2. どんな人に向いてる?

体力があり、チームワークを大切にできる人に向いています。手先が器用で、細かい作業や溶接作業が得意な人も活躍できます。大きなものを作る達成感を味わいたい人に適しています。

3. 造船工になるには?(進路チャート)

高校や工業系の専門学校を卒業後、造船会社や造船所に就職するのが一般的です。現場経験を積みながら溶接関連資格や技能講習を取得して一人前になります。

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4. 造船工に必要な資格やスキル

必須資格はありませんが、次の資格があると有利です。

体力、集中力、安全意識も欠かせません。

5. 活躍の場・働き方

造船所や造船会社の工場で働きます。大型船(タンカー・貨物船・客船など)の建造に携わることもあれば、修繕や改造を担当することもあります。

6. 造船工の平均年収は?

造船工の年収は、担当工程(溶接・組立)・技能資格・造船所規模で差が出ます。実態の数値は次のとおりです。

若手・補助工程
 年収は320万円〜420万円前後が中心。残業・現場手当で上下します。

中堅(主工程担当)
 年収は420万円〜550万円前後。溶接技能や工程理解が評価されます。

ベテラン(高難度工程・熟練溶接)
 年収は550万円〜700万円前後が実在レンジ。品質と安全の要となります。

職長・現場統括
 年収750万円前後の例もありますが、人数は限定的です。

出来高よりも、技能・工程責任に応じた積み上げ型の報酬体系です。

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7. 向いてない人は?

体力に自信がない人、高所や狭い場所での作業が苦手な人には不向きです。安全確認をおろそかにするタイプも適しません。

8. よくある質問(Q&A)

Q. 未経験でも造船工になれますか?
A. はい。造船会社での研修やOJTを通じて技能を身につけられます。

Q. 女性も働けますか?
A. 可能です。近年は女性溶接工や製造スタッフも増えています。

Q. 将来独立できますか?
A. 個人での独立は難しいですが、溶接や製缶の技能を活かして関連業種で独立する人もいます。

9. 関連する仕事

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10. 現場の声

■ 職業・職歴
造船工(溶接)/造船所勤務/18年目

■ 仕事内容
一発勝負です。後戻りはできません

■ やってよかったこと
進水式で船が動いた瞬間です。自分の仕事が形になります。

■ 大変だったこと
夏の暑さと狭所作業。体調管理が重要です。

■ これから目指す人へ
根性論では続きません。安全と精度を守れるかがすべてです。