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中古自動車査定士とは?
中古自動車査定士とは、中古車の状態を適切に評価し、査定価格を算定するための知識と技能を証明する民間資格です。外装・内装の傷や修復歴の有無、走行距離、装備、年式、グレードなど、査定に影響する要素を総合的に見て、基準に沿って評価できるかが求められます。
中古車の取引では、査定がそのまま買取価格・下取り価格に直結します。評価が甘ければ損失が出ますし、厳しすぎれば成約が取れません。中古自動車査定士は、そうした現場で「根拠のある査定」を行い、顧客へ説明できる力を身につけていることを示す資格です。
また、査定は「見る目」だけでなく、査定基準の理解と説明の納得感が重要になります。本資格は、中古車買取・販売・下取りを行う職場で、査定品質の安定化やクレーム予防に役立つ資格として位置づけられています。
中古自動車査定士の試験概要
| 資格区分 | 民間資格。中古車の査定・評価に関する実務能力を評価します。 |
|---|---|
| 認定・実施 | 一般財団法人 日本自動車査定協会(JAAI)による認定制度。 |
| 対象分野 | 中古車査定、車両評価、買取・下取り実務、顧客説明。 |
| 対象者のイメージ | 中古車販売店スタッフ、買取担当、ディーラーの下取り担当、査定業務に関わる人。 |
| 試験方式 | 学科試験(査定基準・自動車知識など)。制度により実務要件が設けられる場合があります。 |
| 出題の特徴 | 外装・内装・機関・装備など、査定項目の判断基準と、評価の付け方を中心に出題されます。 |
| 合格率の目安 | 公表されない場合が多いです。目安としては、基準を理解して学習すれば十分狙えます。 |
| 難易度 | 基礎〜中級。車両知識と査定基準の理解がポイントです。 |
| 更新 | 更新制度の有無は制度要件に従います(実務運用上、知識のアップデートが重要です)。 |
中古自動車査定士は、「査定の根拠を基準で説明できるか」を評価する、現場直結型の資格です。
試験内容
- 査定の基本:査定の考え方、評価の流れ、基準の読み方
- 外装評価:キズ・ヘコミ・塗装、交換や修理の判断
- 内装評価:汚れ・破れ・臭い、装備の欠品など
- 機関・装備:エンジン・電装・安全装備、オプション装備の扱い
- 修復歴の判断:骨格部位の扱い、見落とし防止の観点
- 顧客説明:査定結果を分かりやすく伝える説明力、トラブル予防
Q&A
Q. ディーラー勤務でも役立ちますか?
A.
役立ちます。下取り査定の説明力が上がり、査定の根拠を示しやすくなります。
Q. 車に詳しくないと難しいですか?
A.
車両知識は必要ですが、ポイントは「基準に沿って判断すること」です。暗記より、査定の考え方と基準の理解が重要です。
Q. 現場では必須の資格ですか?
A.
法律上の必須資格ではありません。ただし、買取・下取りを扱う職場では評価されやすく、実務上「取っておくと強い」資格です。
中古自動車査定士が必ず必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 特になし(特定の職業で必須とされる資格ではありません)
あると有利な職業
- 中古車買取スタッフ
- 中古車販売員
- カーディーラー営業(下取り・査定を扱う場合)
- 自動車オークション関連スタッフ
- 自動車整備士(査定に関わる場合)
参考情報/出典
- 一般財団法人 日本自動車査定協会(JAAI)の資格制度資料
- 中古車流通・査定基準に関する業界の一般資料


