鳶職(とびしょく)

建てる・つくる仕事

鳶職の仕事とは?

鳶職は、高所での足場組みや鉄骨の組立、クレーン作業の合図など、建設現場における「高い場所での作業のプロ」です。安全でスピーディーな作業が求められ、現場全体の工程にも影響を与える重要な仕事です。

1. どんな仕事?

主な業務は足場の組立・解体、鉄骨の組上げ、重量物の据付などです。建設工事の初期段階や高所作業で活躍し、現場での安全確保も担います。クレーン作業時の合図を送る「玉掛け作業」も行います。

2. どんな人に向いてる?

  • 高い場所でも冷静に動ける人
  • 体力と集中力に自信がある人
  • 仲間と連携するのが得意な人
  • 慎重で安全意識の高い人

3. どうやったらなれる?(進路チャート)

🏫 高校卒業(普通科・工業科どちらも可)
  ↓
🏢 鳶工事会社や建設会社に就職
  ↓
🎓 現場で経験を積みながら各種技能講習を受けてステップアップ

4. 必要な資格やスキル

  • 足場の組立等作業主任者
  • とび技能士(国家資格)
  • 玉掛け技能講習、フルハーネス型安全帯特別教育など

5. 活躍の場・働き方

  • 建設会社、鳶工事業者、橋梁工事やプラント工事現場など
  • 現場によっては早朝出勤や土曜勤務もあり
  • 複数人でのチーム作業が中心

6. 平均年収は?

約350万円〜600万円
資格の有無、経験年数、現場の規模によって収入は大きく変わります。

7. 向いてない人は?

  • 高所作業が苦手な人
  • 体力に自信がない人
  • 安全への注意が甘い人

8. よくある質問(Q&A)

Q. 危険な仕事ではありませんか?
A. 危険を伴う分、厳しい安全管理があり、作業は資格保有者や経験者が中心です。

Q. 女性でも鳶職になれますか?
A. なれます。実際に女性の鳶職人も活躍しており、筋力よりもバランス感覚や安全意識が重要視されます。

9. 関連する仕事

10. 現場の声

※現場の声は今後掲載予定です。