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トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)とは?
トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)とは、生命保険協会が実施する業界共通教育制度の最上位課程である「生命保険大学課程」を修了し、所定の条件を満たした人に授与される上位称号です。
生命保険営業は単に保険商品を説明するだけでなく、顧客の家族構成・収入・資産・将来設計・税金・相続・社会保障制度などを総合的に理解したうえで保障設計を行う能力が求められます。TLCは、こうした総合的なコンサルティング能力を備えた専門家であることを証明する資格です。
生命保険業界では、一般課程・専門課程・応用課程と段階的に知識を習得し、その最終段階として生命保険大学課程があります。TLCは、この大学課程を修了したうえで認定されるため、生命保険募集人資格体系の中で最高レベルの称号と位置づけられています。
この資格は法律上の必須資格ではありませんが、高度な提案力を持つ生命保険コンサルタントの証明として、保険会社・代理店・金融機関などで高く評価される資格です。
トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)の試験概要
| 資格区分 | 民間資格(生命保険業界団体による認定資格) |
|---|---|
| 認定団体 | 一般社団法人 生命保険協会 |
| 取得条件 | 生命保険大学課程(全6科目)に合格し、生命保険協会の認定基準を満たすこと |
| 前提資格 | 一般課程 → 専門課程 → 応用課程の修了後に大学課程へ進むのが一般的です |
| 試験科目数 | 6科目(大学課程) |
| 試験方式 | 筆記試験(CBT方式またはマークシート方式) |
| 試験内容 | 生命保険、税務、相続、社会保障、資産運用、コンプライアンスなど |
| 試験実施時期 | 年複数回(各科目ごとに実施) |
| 合格率 | 公式な合格率は公表されていませんが、段階的な試験制度のため難易度は高めです |
| 難易度 | ★★★★☆(上級) |
生命保険大学課程では、生命保険の専門知識に加え、税務・資産運用・相続・社会保障などの幅広い金融知識が問われます。
試験内容
- 生命保険商品知識
生命保険・医療保険・年金保険などの仕組み、設計方法、提案方法 - 税務・相続知識
所得税、相続税、贈与税と生命保険の関係、相続対策への活用 - 社会保障制度
公的年金、健康保険、介護保険などの制度理解 - 資産運用知識
金融商品の基本、リスク管理、分散投資の考え方 - コンプライアンス
保険募集ルール、顧客保護、適合性原則など - コンサルティング実務
顧客のライフプランに応じた保障設計能力
TLC取得者には、顧客の人生設計全体を支援できる高度なコンサルティング能力が求められます。
Q&A
Q. TLCは国家資格ですか?
A.
国家資格ではなく、生命保険協会が認定する民間資格です。ただし、生命保険業界では最上位資格の一つとして高く評価されています。
Q. TLCを取得すると何が有利になりますか?
A.
生命保険営業職や保険代理店において、専門知識を持つ証明となり、顧客からの信頼向上やキャリアアップに役立ちます。
Q. 初心者でも取得できますか?
A.
一般課程から順に進む必要があるため、生命保険業界での実務経験を積みながら段階的に取得する資格です。
トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)が必ず必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 特になし(法的必須資格ではありません)
あると有利な職業
- 生命保険営業職
- 保険代理店スタッフ
- 保険ショップ相談員
- 銀行の保険販売担当
- ファイナンシャルプランナー
参考情報/出典
- 生命保険協会:業界共通教育制度資料
- 生命保険大学課程制度説明資料
- 生命保険業界資格制度解説資料


