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総合無線通信士とは?
総合無線通信士は、電波法に基づく国家資格(無線従事者資格)の一つで、海上・航空・陸上を含む幅広い無線通信業務を取り扱うことができる上位資格です。
無線局の運用・監督・管理を行うための高度な知識を証明する資格で、特に国際通信・長距離通信・遭難通信など、安全に直結する通信業務を扱える点が大きな特徴です。
1級・2級・3級があり、1級が最上位。主に船舶局・海岸局などの無線設備を操作・監督する立場で活用されます。
試験概要
| 資格区分 | 国家資格(無線従事者) |
|---|---|
| 所管 | 総務省 |
| 級区分 | 1級・2級・3級 |
| 受験資格 | 年齢・学歴制限なし(誰でも受験可能) |
| 試験形式 | 筆記試験(マークシート方式) |
| 試験科目 | 無線工学の基礎 無線工学A・B 法規 英語(1級・2級) |
| 合格基準 | 各科目一定以上の得点(科目合格制度あり) |
| 合格率目安 | 1級:10%前後(年により変動) 2級:20%前後 3級:30%前後 |
| 難易度 | ★★★★★(1級)/★★★★☆(2級)/★★★☆☆(3級) |
特に1級は無線系国家資格の中でも難関に分類されます。
試験内容
- 無線工学の基礎
電気回路・電磁波・電子回路・変調方式などの理論。理系知識が問われる。 - 無線工学A・B
送受信機の構造、アンテナ理論、伝搬特性、通信方式など実務的な工学分野。 - 法規
電波法・無線局運用規則・国際無線通信規則など。実務に直結する重要科目。 - 英語(上位級)
国際通信を前提とした英語能力。通信文の理解が求められる。
単なる暗記試験ではなく、電気工学+法律+実務理解の総合力が必要です。
Q&A
Q. 総合無線通信士はどんな仕事で必要?
海上無線通信を扱う船舶局、海岸局、通信管理業務などで必要になる場合があります。
Q. 陸上無線技術士との違いは?
通信“操作”に強いのが総合無線通信士、設備“技術管理”寄りが無線技術士という位置づけです。
Q. 独学は可能?
可能ですが、1級は電気工学レベルが高いため専門書・過去問の徹底演習が必須です。
Q. 更新は必要?
資格自体に更新制度はありませんが、業務に応じて別途講習が求められる場合があります。
総合無線通信士が必ず必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 無線通信士(船舶局・海岸局の通信業務)
あると有利な職業
- 海上保安官
- 船舶通信担当
参考情報
- 総務省 無線従事者制度資料
- 国家試験実施機関 公開資料


