ものづくり・工場の仕事
切削工具研削技能士とは?
切削工具研削技能士は、職業能力開発促進法に基づく国家資格(技能検定)で、ドリル・エンドミル・バイトなどの切削工具を研削し、精度と切削性能を回復・向上させる技能を証明する資格です。
切削工具は摩耗や欠損により性能が低下します。工具の角度・刃先形状・逃げ角・すくい角を正確に研削できなければ、加工精度や表面粗さに大きく影響します。
本資格では、工具材料知識・研削理論・刃先形状理解・測定技能・安全管理が評価されます。加工精度を支える裏方の高度技能資格です。
試験概要
| 資格区分 | 国家資格(技能検定) |
|---|---|
| 職種 | 切削工具研削 |
| 等級 | 1級・2級 |
| 受験資格 | 実務経験年数(級ごとに規定) |
| 試験形式 | 学科試験+実技試験 |
| 学科内容 | 切削理論 工具材料学 研削理論 公差・測定 安全衛生 |
| 実技内容 | ドリル再研削 バイト形状研削 角度調整 仕上げ精度確認 外観検査 |
| 合格率目安 | 30〜50%前後 |
| 難易度 | ★★★★☆ |
1級では工具寿命改善や加工精度向上のための高度な調整能力が求められます。
試験内容
- 切削理論
切削抵抗、切りくず生成、刃先角度理論。 - 工具材料理解
ハイス鋼・超硬合金の特性。 - 研削技術
グラインダー操作と刃先精度調整。 - 測定技能
角度測定、刃先状態確認。 - 安全管理
砥石破損防止・保護具使用。
工具精度が加工品質を左右するため、高い集中力が求められます。
Q&A
Q. 国家資格ですか?
A.
はい、技能検定制度に基づく国家資格です。
Q. 特級はありますか?
A.
いいえ。1級と2級のみです。
Q. 機械加工技能士との違いは?
A.
機械加工は部品を削る技能、切削工具研削は工具そのものを研ぐ技能です。
Q. どの業界で活躍しますか?
A.
金型製作、精密加工、機械製造分野などです。
切削工具研削技能士が必ず必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 工具研削工程責任者(企業規定による)
あると有利な職業
参考情報
- 厚生労働省 技能検定制度資料
- 中央職業能力開発協会 公開資料


