船舶料理士(せんぱくりょうりし)【資格】

【資格】食
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食に関わるの仕事

船舶料理士(せんぱくりょうりし)とは?

船舶料理士は、「船舶職員及び小型船舶操縦者法」に基づく国家資格で、船内での食事の調理・提供・衛生管理を担う専門職です。
長期間にわたって海上で生活する船員に、安全で栄養バランスの取れた食事を提供することを目的とした資格で、いわば「海の調理師」と呼ばれる存在です。

船舶料理士は、食材の保管や調理設備の管理、船内衛生の維持など、限られた環境での食事提供を行います。
海上では冷蔵設備・火気の制限・揺れなどの制約があるため、陸上の調理師以上に安全性と効率性を考慮した工夫が求められます。

また、船舶内では食事が乗組員の健康・士気・チームワークにも影響を与えるため、料理の腕だけでなく、栄養学や衛生知識、保存技術など総合的なスキルが必要です。
航海ごとの乗組員数や船舶の種類に応じて、一定の有資格者を配置することが義務づけられています。

船舶料理士を取るために必要なこと

船舶料理士の試験概要

根拠法令 船員法および船舶職員及び小型船舶操縦者法に基づく国家資格。
船内で提供する食事の栄養・衛生・調理技術に関する知識を認定する制度。
所管官庁 国土交通省(海事局)/地方運輸局および指定海技教育機関が試験・講習を実施。
試験概要 船舶における食事提供の安全性・栄養バランス・衛生管理を担う調理専門職を認定する国家資格。
船員の健康維持や士気向上を支える重要な職務であり、長期航海でも安定した食生活を提供する技術を問う。

【資格区分】
一級船舶料理士(遠洋航海など大型船に従事)
二級船舶料理士(内航船・近海航路などに従事)

【受験資格】
・18歳以上で、一定の調理経験を有する者。
・または国土交通省指定の養成施設を修了した者。

【試験内容】
1. 学科試験(食品衛生、栄養学、調理理論、船内衛生管理など)
2. 実技試験(船内環境を想定した調理・献立作成・盛り付け)

【試験形式】
・地方運輸局での筆記試験+実技試験
・養成課程修了者は実技免除となる場合あり

【合格率】
約70〜80%
実務経験を持つ調理職志望者が中心。

【試験日程】
年1〜2回(地域によって異なる)/地方運輸局や海技教育機関で実施。

【取得メリット】
・内航・外航船、漁船、調査船などで調理担当として勤務可能。
・海上での安定した食生活の提供により、船員の健康維持に貢献。
・調理師資格とのダブルライセンスでキャリアの幅が広がる。
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船舶料理士のよくある質問(Q&A)

Q1. 船舶料理士とはどんな資格ですか?
A. 船内で働く乗組員のために、栄養バランスのとれた安全な食事を調理するための国家資格です。
限られた設備・材料の中で効率的に調理するスキルが求められます。
Q2. 一般的な調理師資格との違いはありますか?
A. 調理師が陸上の厨房を前提としているのに対し、船舶料理士は海上環境での調理が前提です。
揺れる船内での安全管理や長期保存食の扱いなど、特殊な知識が必要です。
Q3. 資格を取るにはどうすればいいですか?
A. 国土交通省指定の養成施設で講習を受けるか、実務経験を経て地方運輸局で試験を受けます。
調理師資格を持っていると一部科目が免除されることもあります。
Q4. 資格を取るとどんな職場で働けますか?
A. 貨物船、フェリー、調査船、漁船、官公庁船など、さまざまな船舶で調理業務に従事できます。
長期航海では船員の健康維持を担う重要な役割です。
Q5. 船舶料理士の収入はどのくらいですか?
A. 経験や航路によりますが、年収はおおよそ400万〜600万円前後です。
外航船勤務ではさらに高収入になる場合もあります。
Q6. 関連する資格はありますか?
A. 「調理師」「食品衛生責任者」「海上衛生管理者」などと組み合わせると、船内外での食関連職に強くなります。
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船舶料理士が必要な職業/あると有利な職業

1. 必ず必要な職業

2. あると有利な職業

公式情報/出典

  • 根拠法令:船舶職員及び小型船舶操縦者法
  • 所管:国土交通省 海事局
  • 出典:国土交通省「船舶料理士制度概要」