鮮魚士(せんぎょし)【資格】

【資格】食
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食に関わるの仕事

鮮魚士とは?

鮮魚士は、魚介類の取り扱いに関する知識と実務能力を証明する民間資格です。水産物は「鮮度」が価値の中心で、同じ魚でも扱い方ひとつで品質が大きく変わります。鮮魚士は、仕入れ・保管・加工・陳列・販売の一連の流れの中で、品質を落とさず、安全に提供するための判断と管理ができる人材であることを示す資格です。

魚は温度変化に弱く、酸化や細菌増殖、ドリップ、身割れ、臭い移りなど、劣化要因が多いのが特徴です。そのため、現場では「冷やす」「傷つけない」「乾かさない」「時間をかけない」といった基本を徹底しつつ、魚種ごとの特性(脂の乗り、身質、熟成の向き不向き、寄生虫リスクなど)を踏まえた扱いが求められます。

鮮魚士は、単に魚を捌けるだけでなく、鮮度の評価、衛生管理、売場づくり、ロス管理(廃棄・値引き)まで視野に入れた「水産売場のプロ」を育てる資格です。スーパーの鮮魚部門、卸・仲卸、加工場などで、チーフや管理者候補が目指す資格として相性が良いです。

鮮魚士の試験概要

資格区分民間資格
認定団体一般社団法人 大日本水産会
等級3級・2級・1級
取得方法講習・学習(級により指定講習がある場合)+試験合格
受験資格級により異なる(上位級は実務経験や下位級取得が条件になることがある)
試験形式筆記試験(知識評価中心)
試験内容水産物の基礎知識、鮮度判定、衛生管理、加工・流通、品質保持、売場管理 など
合格率非公開(講座型のため、学習すれば十分に狙える)
難易度★★★☆☆(現場経験があるほど強い)

「魚の知識」だけではなく、温度・時間・衛生・表示など、現場運用の知識が得点に直結します。

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試験内容

  • 水産物の基礎知識(魚種・特性)
    主要魚種の特徴、旬、身質、脂、劣化しやすさなど。魚種ごとの「扱いの違い」を説明できるかが重要です。
  • 鮮度判定(品質評価)
    目(透明感)、エラ(色)、体表(ぬめり・張り)、臭い、身の弾力など、現場で使う鮮度の見極め。加えて「鮮度が落ちる原因」を理屈で理解する必要があります。
  • 品質保持(温度・時間・乾燥対策)
    冷蔵・冷凍、氷の使い方、保管方法、パック詰め、ドリップ対策など。ここが弱いと売場の品質が一気に落ちます。
  • 衛生管理(食中毒・寄生虫・交差汚染)
    作業台・包丁の洗浄消毒、手洗い、温度管理、アニサキスなどのリスク理解。水産物は「危険要因」が明確なので、基本を外すとアウトです。
  • 流通・加工の知識
    産地〜市場〜仲卸〜小売、加工場の役割、表示の考え方(原産地、養殖・天然、解凍品など)を整理します。
  • 売場・ロス管理
    陳列、値付け、値引き判断、作りすぎ防止、発注の考え方など。「廃棄を減らしつつ鮮度を保つ」運用が問われます。

鮮魚の現場は「知識がある」だけでは勝てず、毎日ブレない運用を作れるかが重要です。試験もそこを狙ってきます。

Q&A

Q. 鮮魚士は国家資格ですか?

A.
国家資格ではなく民間資格です。ただし水産業界・小売の現場に即した内容で、売場の教育や管理の基準づくりに役立ちます。

Q. 魚を捌ければ有利ですか?

A.
有利です。ただし試験では、捌きの技術だけでなく、鮮度判定・衛生・表示・温度管理など、管理の視点が重要になります。

Q. 未経験でも取れますか?

A.
取得は可能ですが、内容が現場前提なので、水産売場や加工の経験があると理解が速いです。

Q. どんな職場で評価されますか?

A.
スーパーの鮮魚部門、卸・仲卸、加工場、水産関連の現場で評価されやすいです。特にチーフや管理者候補の育成に向きます。

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鮮魚士が必ず必要な職業/あると有利な職業

必ず必要な職業

  • (法令上の必須職業は特にありません)

あると有利な職業

  • 鮮魚販売スタッフ
  • 水産加工スタッフ
  • 仲卸・卸売スタッフ
  • 品質管理スタッフ(食品)

参考情報/出典

  • 一般社団法人 大日本水産会:鮮魚士制度・試験要項
  • 厚生労働省:食品衛生(食中毒予防)関連資料
  • 消費者庁:食品表示(原産地表示等)関連資料