公務員・安全を守る仕事
セキュリティプランナーとは?
セキュリティプランナーは、防犯・防災を中心に「警備対象ごとに最適な安全を実現する計画」を策定・提案・実行する力を証明する、警備業界の民間資格です。現場で警備に立つだけではなく、警備業務の内容を理解したうえで、施設・人・設備・運用を組み合わせ、全体最適の警備計画に落とし込む“設計側”の役割が主軸になります。
警備業務検定(施設警備や交通誘導など)と違い、セキュリティプランナーは「この現場で何人・どの配置・どんな運用・どの設備・どんな緊急手順が必要か」を組み立てる立場なので、リスクの洗い出し→対策の優先順位→運用手順の設計→教育・改善まで一連で考えるのが仕事の中心になります。
取得は、指定講習を受講し、最後の修了考査(試験)に合格して、資格認定登録を行う流れです。資格は更新制(一定期間ごと)で、更新講習を受けることで継続できます。
試験概要
| 資格区分 | 民間資格 |
|---|---|
| 位置づけ | 警備業界における計画・提案・運用設計を担う専門資格(資格認定登録制) |
| 取得ルート | 指定講習を全課程受講 → 修了考査(試験)合格 → 資格認定登録(申請期限あり) |
| 更新 | 更新講習の受講などにより更新(更新制) |
| 試験形式 | 修了考査(学科・技能の要素を含む) |
| 合格基準 | 学科・技能ともに正答率80%以上が基準とされる |
| 難易度 | ★★★★☆(現場経験があるほど有利) |
試験内容
- 警備業務の理解(業務設計の前提)
施設警備・交通誘導・雑踏警備・貴重品運搬などの特徴、現場で起きがちなリスク、必要人数や配置の考え方。 - リスク分析と優先順位づけ
「起きやすさ×被害の大きさ」でリスクを見積もり、やるべき対策を段階化して設計する視点。 - 警備計画の策定(配置・動線・手順)
警備員の配置図、巡回頻度、入退館手順、鍵管理、通報連絡、記録、引継ぎなど、運用が回る手順を組む。 - 防犯・防災の考え方(設備×運用)
カメラや入退室管理などの設備だけに頼らず、運用ルール・教育・記録で穴を埋める設計思想。 - 提案・説明(顧客に通す力)
費用対効果、代替案、優先順位、リスク説明、関係者調整。ここが弱いと“良い計画”でも通りません。 - 緊急時対応と改善
事故・災害・侵入などの異常時に「最初に何をするか」を手順化し、事後に改善する仕組みまで考える。
要するに、セキュリティプランナーは「守る仕組みを作る資格」です。現場を回して終わりじゃなく、回るように設計する側。
Q&A
Q. 国家資格ですか?
A.
警備業務検定は「その業務ができる技能」を証明します。セキュリティプランナーは「複数業務を組み合わせて、現場全体の警備計画を作る力」を証明します。
Q. 現場経験がないと厳しい?
A.
経験があるほど有利です。とはいえ、計画の型(リスク→対策→手順→教育→改善)を理解していれば伸ばせます。
Q. 仕事でどう役立つ?
A.
管理職・営業提案・警備計画担当で評価されやすく、配置設計や顧客説明の説得力が上がります。
セキュリティプランナーが必ず必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- (法令上この資格が必須と固定される職業はありません)
あると有利な職業
- 警備会社の警備計画担当
- 警備会社の現場責任者・隊長
- 警備会社の管理職(支社長・統括など)
- 施設のセキュリティ運用担当(委託管理側)
参考情報/出典
- 全国警備業協会:セキュリティ・プランナー制度案内/講習案内


