ロボット研究者の仕事とは?
ロボット研究者は、人間の代わりに作業を行うロボットの開発や制御技術の研究を行う専門職です。家庭用のパーソナルロボットから、工場で活躍する産業用ロボット、さらには医療や宇宙開発分野のロボットまで、多様な分野で活躍します。
1. どんな仕事?
ロボット研究者は、機械構造・制御・センサー・知能化技術を統合し、自律的または半自律的に動作するロボット技術を研究・開発する専門職です。1人で全てを作るのではなく、分野ごとの専門性を組み合わせます。
業務では、機構設計、制御アルゴリズム開発、センサー処理、シミュレーション、実機実験、データ解析、論文・報告書作成を行います。机上理論と実機検証を往復する粘り強さと再現性が重要です。
大学・公的機関では基礎研究や要素技術、企業では製造・医療・物流など実装を前提とした応用研究が中心です。現場制約を理解した実装志向が成果を左右します。
ロボットを「動く研究対象」から「使える技術」へ進化させる、融合型の研究開発職です。

2. どんな人に向いてる?
- 未来の技術やロボットにワクワクできる人
- 数学や物理、プログラミングに興味がある人
- 新しいアイデアを形にするのが好きな人
3. ロボット研究者になるには?(進路チャート)
🤖 高校で理系(数学・物理・情報)を選択
↓
🏫 大学で工学系(ロボティクス、機械、電気電子、情報工学など)を専攻
↓
🎓 大学院で研究を深める(修士・博士課程)
↓
🏢 研究機関やロボット関連企業に就職
4. ロボット研究者に必要な資格やスキル
- プログラミング(Python, C++など)
- 機械工学、電気電子工学、AI、制御工学の知識
- 英語の論文読解力・プレゼン力
5. 活躍の場・働き方
- 大学や研究機関、メーカー(自動車・電機・医療機器など)
- 国際共同研究やコンテスト(ロボカップなど)も盛ん
- 個人でロボット開発を行う起業家も増加中
6. ロボット研究者の平均年収は?
ロボット研究者の年収は、所属機関と研究フェーズによって差が出ます。実態は次の水準です。
・大学院生・ポスドク(任期付)
年収は350万円〜550万円前後。任期と研究費の制約があります。
・大学教員・公的研究員
年収は600万円〜900万円前後。研究実績と役職で変動します。
・企業研究者(ロボットメーカー・R&D)
年収は700万円〜1,200万円前後。実装成果や管理職登用で上振れします。
固定給が基本で、論文・特許・実装成果が評価に反映されます。
7. 向いてない人は?
- 地道な実験やトライアンドエラーが苦手な人
- プログラミングや数学に強い苦手意識がある人
- 細かいデータ処理や論文作成を避けたい人
8. よくある質問(Q&A)
Q. ロボット研究者になるには大学院まで行く必要がある?
A. 多くの研究開発職は修士課程以上の学歴が求められますが、学士卒で企業の開発部門に入る人もいます。
Q. ロボットにAIは必須?
A. 最近はAIを搭載したロボットが主流です。画像認識や自律制御などにAI技術が活用されています。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
ロボット研究者/企業R&D勤務/11年目
■ 仕事内容
産業用ロボットの制御アルゴリズムと実機評価を担当しています。机上で良くても現場で動くとは限らないため、検証を重視しています。
■ やってよかったこと
研究成果が実際の製品や現場に導入され、動いているのを見たときに大きな達成感があります。
■ 大変だったこと
トラブル対応が多く、想定外の要因で失敗することもあります。根気が必要です。
■ これから目指す人へ
ロボットが好きなだけでは足りません。分野横断の学習が必要です。現実と向き合える研究者に向いています。




