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陸上無線技術士とは?
陸上無線技術士は、電波法に基づく国家資格(無線従事者資格)の一つで、陸上に設置される無線局の技術的な操作・監督を行うための上位資格です。
テレビ放送局、携帯電話基地局、防災無線、警察・消防無線、衛星通信設備など、私たちの生活インフラを支える無線設備の「技術責任者」にあたる資格です。
通信を“操作する側”というよりも、設備の設計・調整・監督・技術管理を行う立場に必要とされる資格で、無線系国家資格の中でも理論レベルが高い部類に入ります。
試験概要
| 資格区分 | 国家資格(無線従事者) |
|---|---|
| 所管 | 総務省 |
| 級区分 | 第一級・第二級 |
| 受験資格 | 年齢・学歴制限なし |
| 試験方式 | 筆記試験(マークシート方式) |
| 試験科目 | 無線工学の基礎 無線工学A 無線工学B 法規 |
| 科目合格制度 | あり(一定期間有効) |
| 合格率目安 | 第一級:10%前後 第二級:20%前後 |
| 難易度 | ★★★★★(第一級)/★★★★☆(第二級) |
第一級は無線従事者資格の中でも難関資格に分類されます。
試験内容
- 無線工学の基礎
電磁気学、回路理論、半導体、電子回路、数学的処理など、工学基礎が問われます。 - 無線工学A
送受信機構成、変調方式、アンテナ理論、電波伝搬特性、増幅回路などの専門分野。 - 無線工学B
デジタル通信、マイクロ波通信、衛星通信、放送技術など高度な通信技術分野。 - 法規
電波法、無線局運用規則、技術基準、免許制度、監督規定など。
数学・物理に強くないと厳しい試験です。単なる暗記では対応できず、理論理解+計算力が求められます。
Q&A
Q. 総合無線通信士との違いは?
総合無線通信士は通信の操作寄り、陸上無線技術士は設備の技術管理・設計寄りの資格です。
Q. 理系じゃないと無理?
第一級は理系レベルの理解が必要です。第二級は努力次第で対応可能ですが、計算問題対策は必須です。
Q. 更新制度はありますか?
資格自体に更新制度はありません。
Q. 就職に有利?
放送局、通信会社、無線設備メーカーなどで高く評価されます。
陸上無線技術士が必ず必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 一定規模以上の陸上無線局の技術責任者
あると有利な職業
- 通信会社の設備技術者
- 無線技術者
- 放送局技術職
- 基地局設計エンジニア
参考情報
- 総務省 無線従事者制度資料
- 国家試験実施機関 公開資料


