情報処理安全確保支援士(じょうほうしょりあんぜんかくほしえんし)とは?
情報処理安全確保支援士(通称:登録セキスペ)は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格で、情報セキュリティ分野における唯一の「士業」資格です。
サイバー攻撃や情報漏えいなどの脅威から、企業や組織の情報資産を守る専門家として位置づけられています。
この資格は「情報処理技術者試験」の高度区分の一つであり、情報セキュリティ分野の法令・技術・運用管理のすべてを理解し、企業全体のセキュリティマネジメントを主導できる人材を育成することを目的としています。
試験合格後には「登録制度」があり、継続的な講習を受けることで資格が維持される点も特徴です。これは医師や弁護士などと同様の「国家登録制士業」であり、情報保護に関する社会的信頼性が非常に高い資格です。
情報処理安全確保支援士の試験概要
| 根拠法令 |
情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格。 サイバーセキュリティ対策の専門家として、高度な情報安全管理技術を有する者を認定する制度。 |
|---|---|
| 所管官庁 | 経済産業省/独立行政法人情報処理推進機構(IPA)。 |
| 試験概要 |
実施機関: IPA(年2回:春期・秋期) 試験内容: ・午前I:情報技術全般の基礎知識 ・午前II:情報セキュリティ技術・ネットワーク理論 ・午後I:セキュリティ設計・リスク対応(記述式) ・午後II:事案対応・脅威分析(論述式) 受験資格: 制限なし(誰でも受験可能) 合格率: 約16〜18%前後(年度による) 登録制度: 合格後に「登録講習」を受講し、登録申請を行うことで「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」となる。 |
情報処理安全確保支援士 Q&A
Q. 情報処理安全確保支援士とはどんな資格?
サイバーセキュリティ対策の計画・実施・監査を行う専門家を認定する国家資格です。企業や官公庁のセキュリティリーダーとして高い信頼を得ています。
Q. どんな仕事で活かせる?
情報セキュリティ管理者、SOCエンジニア、セキュリティコンサルタント、監査担当者など。IT企業から金融・官公庁まで幅広く需要があります。
Q. 登録制とはどういう意味?
合格後にIPAへ登録し、5年ごとの更新研修を受ける必要があります。
登録を継続することで「情報処理安全確保支援士(登録番号付き)」として公式に活動できます。
Q. 難易度はどれくらい?
高度情報処理試験の中でも難関で、合格率は約15%前後。
ネットワーク、暗号技術、法制度、経営リスクなど幅広い知識が必要です。
Q. どんな人に向いている?
論理的思考が得意で、リスクを予測し対策を立てるのが得意な人。
セキュリティ意識が高く、社会的使命感を持って行動できるタイプに適しています。
情報処理安全確保支援士が必要な職業/あると有利な職業
1. 必ず必要な職業
- 該当なし(ただし官公庁・大企業では情報セキュリティ責任者として事実上必須)
2. あると有利な職業
公式情報/出典
- 根拠法令:情報処理の促進に関する法律(第17条〜第21条)
- 所管:経済産業省
- 試験実施機関:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
- 出典:IPA「情報処理安全確保支援士試験要綱」/経済産業省「情報処理技術者試験制度概要」


