パソコン・テクノロジーの仕事
プロジェクトマネージャとは?
プロジェクトマネージャは、「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格で、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験の高度区分のひとつです。
システム開発やIT導入プロジェクトを計画・統括・管理するリーダーとしての能力を評価する国家資格であり、IT業界における最上位レベルのマネジメント資格といわれます。
プロジェクトの成功には、技術力だけでなく、人材管理・コスト・品質・スケジュールのバランスをとるマネジメント力が不可欠です。
プロジェクトマネージャは、これらを総合的にコントロールし、リスク回避や顧客折衝を行いながら、限られたリソースで最大の成果を導く役割を担います。
試験では論述問題を通じて、受験者自身の実務経験をもとにマネジメント手法を具体的に説明する力が問われるため、現場経験豊富な中堅〜上級エンジニアに最も適した資格です。
プロジェクトマネージャの試験概要
| 根拠法令 |
情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格(高度情報処理技術者試験の一種)。 情報システム開発や運用プロジェクトを、計画・実行・統制する責任者(PM)の能力を認定する制度。 |
|---|---|
| 所管官庁 | 経済産業省(商務情報政策局)/実施機関:独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
| 試験概要 |
システム開発やITプロジェクトの全工程をマネジメントできるリーダーを認定する国家資格。 スケジュール・コスト・品質・リスク・人材など、幅広い管理スキルを問う内容になっている。 【試験区分】 高度情報処理技術者試験(秋期実施) 【試験科目・形式】 ・午前Ⅰ:情報処理共通知識(多肢選択式) ・午前Ⅱ:プロジェクトマネジメント・経営管理(多肢選択式) ・午後Ⅰ:記述式(90分)/プロジェクト計画・課題解決・リスク対応 ・午後Ⅱ:論述式(120分)/自らの経験をもとにPMとしての意思決定・マネジメント手法を論文形式で記述 【受験資格】 制限なし(誰でも受験可能)。 ただしシステム開発・管理経験を持つ中堅〜上級エンジニア層が中心。 【合格率】 約12〜15%前後(難易度:★★★★★) 午後Ⅱ(論文)の内容が合否を大きく左右する。 【試験日程】 年1回(例年10月)/全国主要都市で実施。 【取得メリット】 ・PM職・管理職への昇格条件に指定される企業が多い。 ・国際資格「PMP」などの取得にも役立つ。 ・社内外でのマネジメント能力の客観的証明となる。 |
プロジェクトマネージャのよくある質問(Q&A)
- Q1. プロジェクトマネージャとはどんな資格ですか?
-
A. ITプロジェクトを総合的に管理・推進する責任者としてのスキルを認定する国家資格です。
計画立案から進行管理、課題解決、成果報告までの一連のマネジメント力が求められます。 - Q2. どんな人に向いていますか?
-
A. システム開発のチームリーダー、プロジェクト責任者、SEマネージャーなど、
人や予算、納期を動かす立場の人に最適です。リーダー志向の強いエンジニアにもおすすめです。 - Q3. 試験の特徴は?
-
A. 技術よりも「マネジメント力」「判断力」「課題解決力」を重視。
午後Ⅱ論文では、自身の実務経験をもとに具体的な事例を論理的に説明する力が問われます。 - Q4. 午後Ⅱ(論文試験)はどんな内容ですか?
-
A. 「プロジェクト計画」「トラブル対応」「ステークホルダ管理」などをテーマに、
実際の経験に基づいてプロジェクト遂行をどのように成功させたかを論述します。 - Q5. PMP(国際資格)との違いは?
-
A. PMPが国際標準のプロジェクト管理知識体系(PMBOK)に基づくのに対し、
プロジェクトマネージャ試験は日本のIT実務・法制度・慣習を踏まえた内容となっています。
両方を取得すれば国内外で高い信頼を得られます。 - Q6. 勉強方法のコツは?
-
A. 午後Ⅱ対策として、自身の過去のプロジェクトを題材に「起承転結の構成メモ」を作るのが有効。
IPA公式過去問と採点講評を徹底分析すると合格率が上がります。 - Q7. 合格するとどんなキャリアに活かせますか?
-
A. IT部門のリーダー、PMO(プロジェクト管理オフィス)担当、コンサルタントなどに活かせます。
組織の中核を担う「指揮系統の専門家」としてキャリアアップが可能です。
プロジェクトマネージャが必要な職業/あると有利な職業
1. 必ず必要な職業
- 該当なし(法定義務ではないが、ITプロジェクト統括職で事実上必須)
2. あると有利な職業
公式情報/出典
- 根拠法令:情報処理の促進に関する法律(昭和45年法律第90号)
- 所管:経済産業省
- 出典:IPA「プロジェクトマネージャ試験要綱」


