パタンナーの仕事とは?
パタンナーは、ファッションデザイナーの描いたデザイン画をもとに、洋服の型紙(パターン)を作成する職人です。立体的な洋服を平面図から立ち上げ、量産可能な形に仕上げる「縁の下の力持ち」ともいえる仕事です。
1. どんな仕事?
パタンナーは、デザイナーのデザインをもとに型紙(パターン)を作成し、服として成立させる寸法・構造を設計する服作りの中核技術職です。センスよりも、立体把握と数値の正確さが仕事の本質になります。
業務では、デザイン打ち合わせ、原型作成、トワル組み、修正、量産用パターン作成、グレーディング、縫製仕様書の作成を行います。サンプル修正は何度も発生し、再現性と量産適性が強く求められます。
アパレルメーカーや縫製工場、OEM、フリーランスなど働き方は多様ですが、納期と品質の両立が評価を左右します。CAD対応力と現場理解があるほど、指名されやすい職種です。
デザインを「着られる製品」に変換する、設計寄りの技術専門職です。

2. どんな人に向いてる?
- 細かい作業が得意な人
- 地道にコツコツ取り組める人
- 立体や空間のイメージが得意な人
3. どうやったらなれる?(進路チャート)
🎓 高校卒業後、服飾系の専門学校・大学でパターン技術を学ぶ
↓
🎨 CADや縫製、立体裁断のスキルを習得
↓
👔 アパレル企業のパタンナー職に就職、現場で経験を積む
4. 必要な資格やスキル
- パターンメーキング技術検定(任意)
- CAD操作スキル(東レなどのソフト)
- 縫製・デザインの基本知識
5. 活躍の場・働き方
- アパレルメーカー、OEM企業、縫製工場
- 一部の人はフリーランスとして活動
- 東京・大阪など都市部に求人が集中する傾向
6. 平均年収は?
パタンナーの年収は、所属形態・担当アイテム・量産経験で差が出ます。実態は次の水準です。
・アパレル勤務・若手
年収は300万円〜450万円前後。サンプル対応と修正業務が中心です。
・中堅・主力アイテム担当
年収は450万円〜650万円前後。量産対応力が評価されます。
・フリーランス・OEM指名/専門特化
年収は650万円〜900万円超も可能ですが、受注量と納期管理が前提です。
固定給のほか、型数・案件単価制のケースもあります。
7. 向いてない人は?
- 集中力が続かない人
- 細かい寸法作業が苦手な人
- 地味な作業が退屈に感じる人
8. よくある質問(Q&A)
Q. デザインセンスは必要?
A. デザイナーのような発想力よりも、技術力と再現力が重視されます。もちろん服への興味・センスも役立ちます。
Q. 独学でもなれる?
A. 難しいです。専門学校などで基礎から学び、現場経験を積むことが一般的なルートです。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
パタンナー/アパレルメーカー勤務/15年目(レディース)
■ 仕事内容
デザイン画をもとにパターンを作成し、サンプル修正を重ねています。見た目より、着心地と量産の安定を優先します。
■ やってよかったこと
自分の型紙で作った服が大量生産され、店頭に並んだときに達成感があります。
■ 大変だったこと
修正が多く、納期が厳しいです。少しのミスが全数不良につながる緊張感があります。
■ これから目指す人へ
服が好きなだけでは続きません。数字と立体を扱う仕事です。粘り強く修正できる人に向いています。


