入国警備官の仕事とは?
入国警備官とは、法務省入国在留管理庁に所属する国家公務員で、不法入国や不法滞在などの違反事案を取り締まる職業です。空港や港、収容施設などで外国人の出入国管理や警備活動を行い、国境の安全を守ります。
入国警備官の仕事内容
主な業務は、不法入国者や不法滞在者の調査・摘発、入国者収容施設での警備・処遇、送還業務、関係機関との連携などです。法令に基づいて厳正に対応する必要があり、語学力や異文化理解も重要です。
どんな人に向いてる?
- 正義感が強く、ルールを遵守できる人
- 冷静沈着に判断できる人
- 体力と精神力に自信がある人
- 外国語や異文化に関心がある人
入国警備官になるには?(進路チャート)
- 高校卒業後、人事院が実施する「入国警備官採用試験」に合格
- 法務省入国在留管理庁に採用され、研修を受ける
- 空港・港・収容施設などに配属され実務を経験
- 経験を積み、主任・係長・管理職へとキャリアアップ
入国警備官に必要な資格やスキル
- 必須資格:入国警備官採用試験の合格
- スキル:外国語能力、法令知識、体力、コミュニケーション力
- 有利な能力:英語・中国語などの語学力、刑法・行政法の知識
入国警備官の活躍の場・働き方
成田空港や関西国際空港などの空港、港湾施設、入国者収容所、法務省の地方支局などが主な勤務先です。交代制勤務や夜勤もあり、不規則な働き方になることもあります。
入国警備官の平均年収は?
450万〜650万円程度。国家公務員給与規程に基づき、勤続年数や階級によって安定的に上昇していきます。
出典:人事院「国家公務員給与等実態調査」、法務省採用情報より
向いてない人は?
- 規律やルールに従うのが苦手な人
- 外国人対応に抵抗がある人
- 体力・精神力に不安がある人
よくある質問(Q&A)
Q. 入国審査官とどう違う?
A.入国審査官は空港などで外国人の入国可否を判断する職員、入国警備官は違反者の摘発・収容・送還などを担当します。
Q. 女性もなれる?
A.もちろん可能です。語学力を活かして活躍する女性職員も増えています。
Q. 語学力は必須?
A.必須ではありませんが、英語や中国語ができると業務で大きな強みになります。
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※(現場の声は今後掲載予定)