救急救命士(きゅうきゅうきゅうめいし)

公務員・安全を守る仕事
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公務員・安全を守る仕事

救急救命士の仕事とは??
救急車に乗り、ケガ人や急病人の命をつなぐために、救命処置を行う国家資格の専門職。

1. どんな仕事?

救急救命士は、119番通報を受けて出動した救急車に同乗し、現場での応急処置や病院への搬送中に救命処置を行う専門職です。
交通事故、心肺停止、急病、転倒事故など、状況は毎回異なり、瞬時の判断力と高度な医療知識が求められます。

現場ではバイタルサインの確認、けが人の状態評価、止血処置、骨折固定、酸素投与などの応急処置を実施。
さらに救急救命士には、心肺停止の人へのAEDショック気道確保薬剤投与など、特定の医療行為が法律で認められています。

救急活動はチームで動くため、消防隊・病院・指令センターとの連携も重要。
勤務は24時間体制が多く、交替勤務や夜勤もあり、体力・精神力の両面でタフさが求められます。

多くの自治体では消防士として採用されたのち、専門の資格を取得して救急救命士として活動する流れが一般的です。

2. どんな人に向いてる?

  • 人の命を守る仕事がしたい人
  • 緊張感ある現場でも冷静に動ける人
  • 体力と精神力のある人
  • 医療や応急処置に興味がある人

3. 救急救命士になるには?(進路チャート)

🎓 高校卒業
  ↓
🏫 救急救命士の養成校(3年以上)に進学
  ↓
📝 国家試験に合格 → 救急救命士資格取得
  ↓
🚒 消防士として自治体の採用試験に合格し、配属

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4. 救急救命士に必要な資格やスキル

5. 活躍の場・働き方

  • 消防署(救急隊)
  • シフト勤務・夜間勤務あり
  • 災害現場・事故現場など過酷な環境も

6. 救急救命士の平均年収は?

救急救命士の平均年収は約450万〜700万円です。
自治体の消防本部に所属するため、公務員としての給与体系が適用され、年齢・勤務年数・階級によって収入が上がります。

夜勤手当・住居手当・出動手当などの各種手当が充実しており、総支給額は民間医療職より安定しやすい特徴があります。

※参考:総務省消防庁 給与統計資料、地方公務員給与実態調査

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7. 向いてない人は?

  • 緊張感のある現場が苦手な人
  • 血を見るのが苦手な人
  • 体力に不安のある人

8. よくある質問(Q&A)

Q. 消防士とは違うの?
A. 救急救命士は消防士の中でも、特に医療処置ができる資格を持つ人。

Q. 一般企業では働けない?
A. 民間のイベント医療班や医療機関でも活躍の場は増えている。

Q. すぐ現場に出られる?
A. 採用後に訓練や実習を経て、一定の経験を積んでから救急車に乗ることが多い。

9. 関連する仕事

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10. 現場の声

■ 職業・職歴
救急救命士/市消防本部・7年目

■ 仕事内容
救急車で現場に出動し、患者の状態確認、応急処置、救命処置、搬送中のケアを担当。
医師や看護師と連携しながら、迅速に判断して動くことが求められます。

■ やってよかったこと
救った命が助かったと病院から連絡をもらったときは鳥肌が立つほど嬉しい。
家族の方からの「ありがとう」は、一生忘れられない言葉です。

■ 大変だったこと
深夜の出動や重症現場は体力的にも精神的にもきつい。
冷静さを失わず、常に最善を考えるプレッシャーがあります。

■ これから目指す人へ
人の命を守る責任を背負える人に向いています。
訓練は厳しいですが、それ以上にやりがいの大きい仕事です。