建設作業員の仕事とは？？
建物をつくる現場で資材を運んだり、組み立てたり、解体したりする仕事。
1. どんな仕事？
建設作業員は、住宅・ビル・商業施設・工場などの建設現場で幅広い作業を担う職人です。 主な仕事内容は以下の通りです。
- 資材の運搬（木材・鉄筋・型枠材・足場材など）
- 型枠の組み立て・解体
- 足場の設置・撤去
- 地面の掘削や整地（重機オペレーターの補助作業を含む）
- コンクリート打設作業
- 現場の清掃・後片付け、安全確保などのサポート
現場では、大工・左官・鉄筋工・鳶職など専門職の補助に入ることも多く、 それぞれの作業が安全に進むよう現場を支えます。
また、建設作業員の仕事は体力が求められるハードな側面がありますが、 経験を積むことで、重機オペレーター・型枠大工・鉄筋工・施工管理職など 専門職へのキャリアアップも十分可能です。 現場経験が豊富な人材ほど、業界内での評価が高まります。
2. どんな人に向いてる？
- 体を動かすことが好きな人
- 安全に気を配れる人
- チームワークを大切にできる人
- 手に職をつけたい人
3. 建設作業員になるには？（進路チャート）
🎓 高校卒業（学歴不問）
↓
🏢 建設会社・工務店に就職
↓
🧰 現場で経験を積みながら資格を取得
4. 建設作業員に必要な資格やスキル
5. 活躍の場・働き方
- ゼネコン・建設会社・工務店
- 新築・リフォーム・解体など多様な現場
- 日雇い・正社員・派遣など働き方もさまざま
6. 建設作業員の平均年収は？
建設作業員の平均年収は、約350万〜480万円が一般的です。 未経験の初年度は低めですが、経験年数・現場の規模・専門技能の有無によって 大きく収入が変わります。
- 未経験〜3年目：280万〜350万円
- 中堅（3〜7年）：350万〜450万円
- 熟練（7年以上）：450万〜550万円
- 重機オペレーター兼務：500万以上のケースも
また、建設業は日給制・月給制・出来高制が混在しており、 会社や現場により給与体系が異なります。 残業や夜勤・出張があると手当が加算され年収が大きく上がるケースも多い仕事です。
※参考：厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より（職種データを基に算出）
7. 向いてない人は？
- 体力に自信がない人
- 安全ルールを軽視する人
- チームで働くのが苦手な人
8. よくある質問（Q&A）
Q. どれくらいの年齢まで働ける？
A. 現場によるが、40代・50代でも活躍している人は多い。
Q. 女性でもできる？
A. 少数ながら女性の作業員もおり、特定作業に従事するケースも。
Q. 夏や冬は大変？
A. 屋外作業のため、暑さ・寒さ対策が必須。会社によって支給品あり。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
建設作業員／住宅・商業施設・工場などの建設現場勤務・7年目
■ 仕事内容
現在は建物の基礎工事や資材運搬、型枠・足場の組立てを中心に担当しています。
朝は道具の準備と安全朝礼から始まり、日中は大工や鉄筋工など専門職と連携しながら、現場全体の作業が滞りなく進むよう動くのが役割です。
コンクリート打設の日は仕上がりに影響が出るため、全員で段取りを細かく確認しながら作業します。
■ やってよかったこと
建物が少しずつ形になっていくのを間近で見られるのが、この仕事の大きな魅力です。
完成後に「ここは自分が組んだ足場だったな」「この foundation は自分が関わったな」と思うと、自分の手で街づくりに携わっている実感があります。
お客様や現場監督から「丁寧に作業してくれて助かった」と言われたときは特にやりがいを感じます。
■ 大変だったこと
夏の暑さや冬の寒さの中で作業する日は本当にきついです。
資材を運んだり高所での作業もあるので、体力づくりと安全確認の徹底が欠かせません。
また、作業手順を間違えると他の職種にも影響が出るため、段取り力や周囲とのコミュニケーションも重要です。
■ これから目指す人へ
体を動かすことが好きで、現場でのチーム作業が苦にならない人には向いています。
最初は覚えることが多いですが、あいさつ・返事・安全意識をしっかりできるだけで、先輩から可愛がられます。
経験を積めば重機オペレーターや施工管理へステップアップでき、長期的にキャリアを築ける仕事です。
