法律とルールを守る仕事
鑑識官の仕事とは?
鑑識官とは、警察に所属し、事件や事故現場で証拠を収集・分析する専門職です。指紋や足跡、血痕、繊維片、映像記録などを科学的に調査し、事件解決や裁判の証拠として活用します。
鑑識官の仕事内容
鑑識官の主な仕事は、事件現場での証拠収集と科学鑑定です。現場で遺留物を採取・撮影し、実験室で化学分析やDNA鑑定を行います。また、指紋照合システムや顔認証システムを駆使して犯人特定に貢献します。調書作成や裁判での証言も重要な役割です。
どんな人に向いてる?
- 観察力が鋭く、細部まで注意できる人
- 科学的な分析やデータ処理が得意な人
- 冷静沈着で、プレッシャーの中でも判断できる人
- チームで連携して作業できる人
鑑識官になるには?(進路チャート)ふ
- 警察官採用試験に合格し、警察学校へ入学
- 警察官として一定期間勤務
- 適性や希望に応じて鑑識課へ配属
- 専門研修を受け、鑑識官として現場活動を開始
- 経験を積み、科学捜査研究所など専門機関で活躍
鑑識官に必要な資格やスキル
- 必須資格:警察官採用試験合格
- 有利な資格:科学捜査関連資格(化学・生物系の専門知識)、情報処理技術
- スキル:科学分析力、写真撮影・現場記録力、法医学・化学・生物学の知識
鑑識官の活躍の場・働き方
全国の警察本部・警察署の鑑識課や科学捜査研究所に所属し、事件現場や研究室で活動します。刑事や検察官、法医学者などと連携して捜査を進めます。勤務は不規則になりやすく、夜間や休日の呼び出しもあります。
鑑識官の平均年収は?
鑑識官の平均年収は400万〜700万円程度。警察官の階級・経験年数に応じて変動し、地方公務員給与規定に基づき安定した収入が得られます。
出典:総務省「地方公務員給与実態調査」、警察庁職員給与データより
向いてない人は?
- 細かい作業や記録が苦手な人
- 血痕や遺体などに抵抗がある人
- 不規則な勤務に対応できない人
よくある質問(Q&A)
Q. 科学捜査研究所の研究員とは違う?
A. 鑑識官は警察の一員として現場活動中心、研究員は研究所で科学鑑定を専門に行います。
Q. 女性も鑑識官になれる?
A. 可能です。女性ならではの観察力を活かし、多くの女性鑑識官が活躍しています。
Q. どんな学部出身が有利?
A. 理工学部(化学・生物・物理)、法医学、情報工学系が有利です。
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※(現場の声は今後掲載予定)