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海上特殊無線技士とは?
海上特殊無線技士は、電波法に基づく国家資格(無線従事者資格)の一つで、船舶に設置された無線設備を操作するために必要な資格です。
船舶は航行中、海岸局や他船と常時通信を行います。遭難通信、緊急通信、気象情報の受信など、安全航行に直結する通信を扱うため、国家資格として制度化されています。
第一級・第二級・第三級・レーダー級などの区分があり、扱える無線設備や出力範囲が異なります。高度な理論よりも、実務運用と法規理解が中心となる資格です。
試験概要
| 資格区分 | 国家資格(無線従事者) |
|---|---|
| 所管 | 総務省 |
| 級区分 | 第一級 第二級 第三級 レーダー級 |
| 受験資格 | 年齢・学歴制限なし |
| 試験方式 | 筆記試験(マークシート方式) |
| 試験科目 | 無線工学の基礎 法規 |
| 科目合格制度 | あり(一定期間有効) |
| 合格率目安 | 第一級:約30%前後 第二級:約40%前後 第三級:約50%前後 |
| 難易度 | ★★★☆☆(第一級)/★★☆☆☆(第二・第三級) |
実務での需要が高いのは第三級や第二級です。漁船や小型船舶関係者が取得するケースも多く見られます。
試験内容
- 無線工学の基礎
電波の性質、周波数帯、変調方式、送受信機の構造など。理論は基礎レベル。 - 海上無線の運用知識
遭難通信(MAYDAY)、緊急通信、優先通信の扱い、周波数の使い分けなど。 - 法規
電波法、無線局運用規則、国際無線通信規則、船舶局に関する規定。 - レーダー級の特徴
航海用レーダーの操作に関する基礎知識が追加される区分。
計算問題は少なく、法規を確実に得点できるかが合格の鍵です。
Q&A
Q. 船長になるのに必要?
船舶職員の資格とは別制度ですが、船舶で無線設備を扱う場合は必要になります。
Q. 小型船舶でも必要?
装備されている無線設備の種類によります。
Q. 独学可能?
可能です。過去問中心の対策が有効です。
Q. 更新制度はありますか?
資格自体に更新制度はありません。
海上特殊無線技士が必ず必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 船舶局の無線設備を操作する業務
あると有利な職業
- 漁船乗組員
- 海運会社船員
- 港湾通信担当
- 海上保安関係職員
参考情報
- 総務省 無線従事者制度資料
- 国家試験実施機関 公開資料


