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証券外務員とは?
証券外務員は、証券会社・銀行・保険会社などで金融商品の説明や勧誘を行うために必須となる民間資格です。法令上は「金融商品取引法の外務員登録制度」に基づき、外務員として登録するための前提要件として、日本証券業協会が実施する試験に合格する必要があります。国家資格と誤解されがちですが、正確には民間の協会による必須認定資格です。
試験区分は「一般外務員」と「一種外務員」の2種類で、一般では投資信託・株式・債券などの基本的な金融商品が扱え、一種ではデリバティブ取引(オプション・先物)まで扱えるため、より高度な金融業務に携わることができます。
金融商品の誤販売は重大なリスクを伴うため、金融機関では入社後早い段階で取得が求められる“業務に直結する資格”として位置づけられています。投資知識・コンプライアンス・金融規制を体系的に学べるため、金融業界で働くうえで土台となる資格です。
証券外務員の試験概要
| 根拠法令 | 金融商品取引法に基づく「外務員登録制度」。 ※資格自体は民間資格だが、外務員登録の必須要件。 |
|---|---|
| 主催 | 日本証券業協会。 |
| 種類(区分) | ・一般外務員(基礎) ・一種外務員(デリバティブまで扱える上位資格) |
| 受験資格 | 誰でも受験可能(受験資格なし)。 ※ただし外務員登録は金融機関に所属している必要がある。 |
| 試験方式 | CBT方式(全国試験会場で随時実施)。 120分、選択式。 |
| 試験内容 | 【一般外務員】 ・株式・債券・投資信託の仕組み ・金融商品取引法、協会規則 ・金融経済の基礎知識 ・顧客管理・コンプライアンス 【一種外務員】 ・一般の内容すべて ・デリバティブ取引(先物・オプション) ・金融リスク管理 |
| 合格基準 | 約70%前後の正答率が合格ラインとされる。 問題はランダム出題(会場により難度差なし)。 |
| 難易度 | ・一般外務員:やや易〜標準レベル ・一種外務員:金融知識が必要で中級レベル |
| 資格取得までの流れ | (1)受験申込 (2)CBT試験を受験 (3)合格通知 (4)金融機関に所属して外務員登録→業務開始可能 |
| 更新 | 更新なし(終身資格)。 ※ただし外務員登録には継続的な研修が必要。 |
証券外務員に関するQ&A
Q1. 金融未経験でも受験できますか?
A. できます。外務員登録は企業所属が必要ですが、受験は誰でも可能です。
Q2. 一般と一種はどちらを取るべき?
A. 証券会社や銀行で本格的に金融商品を扱うなら一種が推奨されます。
Q3. 合格したらすぐ営業できる?
A. 試験合格+外務員登録が完了して初めて顧客への勧誘が可能になります。
証券外務員が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 証券営業(外務員登録必須)
- 銀行での投資商品販売担当
- 保険会社の金融商品販売担当
あると有利な職業
- ファイナンシャルプランナー
- 銀行員(個人営業・法人営業)
- 保険営業
- 投資アドバイザー
- コールセンター(金融系)
公式情報/出典
- 日本証券業協会 証券外務員試験


