不動産鑑定士の仕事とは?
不動産鑑定士は、土地や建物などの不動産の「適正な価値(価格)」を専門的に評価する国家資格の専門職です。裁判や税務など公的な場面でも鑑定書が使われるため、高い専門性と信頼性が求められます。
1. どんな仕事?
不動産鑑定士は、土地や建物の価値を専門的に評価し、取引・相続・裁判・公共事業の判断根拠となる価格を示す仕事です。数値だけでなく、法規・市場・個別事情を総合して結論を導きます。
業務では、現地調査、権利関係の確認、法令調査、市場分析、鑑定評価書の作成を行います。客観性を担保する分析力と論理構成力が重要です。
結論は第三者の意思決定に直結するため、説明責任と中立性が求められます。精度を積み上げる慎重さと判断力が成果を左右します。
不動産価値を定義する、不動産評価の最高専門職です。
2. どんな人に向いてる?
- 数字やデータを扱うのが得意な人
- 法令・ルールをきちんと守れる人
- 不動産に興味がある人
- 地道な作業をコツコツ続けられる人
3. どうやったらなれる?(進路チャート)
🧑🎓 大学卒業(または短大・専門卒)
↓
📘 鑑定士試験に向けて予備校などで勉強
↓
📝 「不動産鑑定士試験(国家試験)」に合格
↓
🏢 実務経験を積んで登録 → 不動産鑑定士に
4. 必要な資格やスキル
- 不動産鑑定士(国家資格)
- 会計・法律・不動産に関する知識
- 分析力、調査力、報告書作成スキル
5. 活躍の場・働き方
- 不動産鑑定事務所
- 会計事務所、金融機関、不動産会社
- 独立開業する人も多数
6. 平均年収は?
不動産鑑定士の年収は、所属(鑑定事務所・金融機関・独立)や案件の難易度によって構成が変わります。目安は年収600万円〜1,200万円前後で、受託件数や責任範囲、専門分野が水準を押し上げます。
独立後は案件単価と稼働設計が収入を左右し、実績次第で上限が広がります。
7. 向いてない人は?
- 細かい数字や法律に苦手意識がある人
- 地道な書類作業が苦痛な人
- ルールに従うのが苦手な人
8. よくある質問(Q&A)
Q. 不動産鑑定士になるのは難しい?
A. 国家試験は難関ですが、しっかりと勉強すれば合格は可能です。予備校などを活用する人が多いです。
Q. 鑑定士は不動産営業とは違うの?
A. はい、不動産営業は物件の売買や仲介が主な仕事ですが、鑑定士は価格の「評価」を行う専門職です。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
不動産鑑定士/不動産鑑定事務所勤務・独立経験あり/11年目
■ 仕事内容
相続・金融担保・公共用地の鑑定評価を担当しています。事実関係を丁寧に積み上げ、根拠の明確化を最重視しています。
■ やってよかったこと
評価結果が合意形成や紛争回避に役立ったときに、専門職としてのやりがいを感じます。社会的影響の大きい仕事です。
■ 大変だったこと
資料調査が膨大で、結論に至るまで時間と集中力を要します。判断の重さを感じる場面も多いです。
■ これから目指す人へ
数字と法規の両方を扱い、冷静に結論を出せる人に向いています。派手さはありませんが、不動産の価値を決める責任ある仕事に魅力を感じる人におすすめです。


