パソコン・テクノロジーの仕事
エンベデッドシステムスペシャリストとは?
エンベデッドシステムスペシャリストは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格で、「情報処理技術者試験」の高度区分のひとつです。
この資格は、家電・自動車・産業機器・医療機器など、コンピュータを内部に組み込んだ「組込みシステム(エンベデッドシステム)」の設計・開発に関する高い専門知識と技術力を証明するものです。
近年では IoT(モノのインターネット)や自動運転技術、ロボティクスなどの分野で組込みシステムの重要性が急速に高まっており、ハードウェアとソフトウェアを一体で最適化できるエンジニアが強く求められています。
エンベデッドシステムスペシャリストは、システムの性能・安全性・省電力性を設計段階から統合的に考える力が問われる、高度専門職向けの国家資格です。
エンベデッドシステムスペシャリストの試験概要
| 根拠法令 | 情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格(高度情報処理技術者試験の一種)。 |
|---|---|
| 所管官庁 | 経済産業省/IPA(情報処理推進機構)。 |
| 試験概要 |
実施機関: IPA(年1回・春期) 試験科目: ・午前I:共通科目(情報理論・アルゴリズム) ・午前II:組込みシステム・制御工学 ・午後I:プログラム設計・ハード制御(記述) ・午後II:組込みシステム開発(論述) 合格率: 約14〜18%。 受験資格: 制限なし(誰でも受験可能)。 |
エンベデッドシステムスペシャリスト Q&A
Q. エンベデッドシステムスペシャリストとはどんな資格?
家電や車載機器などの「組込みシステム(エンベデッドシステム)」の設計・開発に関する専門知識を証明する国家資格です。
Q. どんな仕事に役立つ?
自動車メーカー、電機メーカー、IoT機器開発企業、ロボット開発などで活躍できます。特に制御システム開発のプロフェッショナルとして評価が高いです。
Q. 難易度はどのくらい?
高度情報処理技術者試験の中でも中上級レベル。午後Ⅱの論述問題では、開発経験に基づいた実践的な回答が求められるため、実務者向けです。
Q. どんなスキルが必要?
C言語などの組込み系プログラミング知識、ハードウェア構造理解、制御理論、リアルタイムOS(RTOS)の知識が重要です。
Q. どんな人に向いている?
ロジカルに考えるのが得意で、細部への注意力が高い人。ハードウェアに興味があり、ものづくりや機械制御に情熱を持てるタイプに適しています。
エンベデッドシステムスペシャリストが必要な職業/あると有利な職業
1. 必ず必要な職業
- 該当なし(法定資格ではないが、組込み制御設計業務では実質必須スキル)
2. あると有利な職業
公式情報/出典
- 根拠法令:情報処理の促進に関する法律(昭和45年法律第90号)
- 所管:経済産業省
- 試験実施機関:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
- 出典:IPA「エンベデッドシステムスペシャリスト試験 試験要綱」/経済産業省「情報処理技術者試験制度概要」


