環境とエネルギーの仕事
ダム水路主任技術者(だむすいろしゅにんぎじゅつしゃ)とは?
ダム水路主任技術者は、「電気事業法」に基づく国家資格で、水力発電設備のうちダムや水路に関する保安監督を行う技術者です。発電所におけるダムの取水・放水設備や導水路、調整池などの構造物を安全に維持管理するため、法令で有資格者の選任が義務づけられています。
主な職務は、ダムや水路の構造点検、漏水や土砂詰まりの監視、異常時の放流操作、気象・水位データの分析などです。特に大雨や地震時などの緊急対応においては、発電の安定と下流地域の安全を両立させる重要な役割を担います。
電気主任技術者やボイラー・タービン主任技術者と同様に、「発電設備の安全を守る法定資格」として位置づけられており、水力発電所の現場運営に欠かせない国家資格です。
ダム水路主任技術者の試験概要
| 根拠法令 |
電気事業法に基づく国家資格。 水力発電所のダム・水路・取水設備などを安全に維持管理する技術者を認定する制度。 |
|---|---|
| 所管官庁 | 経済産業省/電気技術者試験センター。 |
| 試験概要 |
試験区分: 一種・二種・三種 試験内容: ・水理学・水力機械 ・構造力学・地質学 ・法令・保安管理 受験資格: 実務経験年数に応じて受験可能。 合格率: 約15〜25%(三種は比較的高め)。 |
ダム水路主任技術者 Q&A
Q. ダム水路主任技術者とはどんな仕事?
水力発電所のダムや導水路などの施設を安全に運用する技術者です。水流・水圧などを管理し、設備の故障や災害を防ぐための点検・保守を行います。
Q. どうすれば資格を取れる?
電気技術者試験センターが実施する国家試験に合格し、一定の実務経験を積む必要があります。学歴や職務経歴によって受験資格が異なります。
Q. どんな職場で活躍できる?
電力会社、水力発電所の運営会社、土木コンサルタント、自治体の水資源部門などで活躍できます。水資源や再生可能エネルギーに関する現場で重要な役割を果たします。
Q. 収入の目安は?
経験や所属企業によりますが、平均年収はおよそ500万〜800万円。主任技術者として責任者になると、年収1,000万円を超えることもあります。
Q. どんな人が向いている?
慎重で責任感が強く、自然環境やインフラに興味がある人。現場の安全を守る使命感と、理論と実務の両方を重視できるタイプが向いています。
ダム水路主任技術者が必要な職業/あると有利な職業
1. 必ず必要な職業
- 発電所職員(水力発電設備の管理担当)
2. あると有利な職業
公式情報/出典
- 根拠法令:電気事業法(昭和39年法律第170号)
- 所管:経済産業省
- 試験実施機関:一般財団法人 電気技術者試験センター
- 出典:経済産業省「主任技術者制度概要」/電気技術者試験センター「令和6年度試験案内」


