中小企業診断士の仕事とは??
企業の経営課題を見つけて、改善や成長のためのアドバイスを行う経営のプロ。
1. どんな仕事?
中小企業診断士は、企業の売上アップ・経営改善・事業再生・新規事業の立ち上げ支援など、多岐にわたる経営課題に向き合う国家資格のコンサルタントです。
企業の現状を把握するために、経営者へのヒアリング、財務諸表の分析、競合調査、市場分析を行い、課題の抽出と改善策の提案までを担当します。特に中小企業では、経営戦略、組織運営、人材育成、資金繰り、販売戦略など、ひとりの診断士が関わる領域が広いのが特徴です。
また、補助金申請支援や事業計画書の作成支援など、行政との橋渡しを行う役割も大きく、経営者の「右腕」として継続的にサポートするケースも多くあります。企業の伴走支援が求められるため、論理的思考力だけでなく、人間関係の構築力やコミュニケーション力も不可欠です。
近年では、副業・フリーランスでの活動も増えており、企業の顧問、外部アドバイザー、研修講師、商工会議所の相談員など、活躍の場は非常に幅広くなっています。
2. どんな人に向いてる?
- 経営やビジネスに興味がある人
- 人の課題解決をサポートしたい人
- 幅広い知識を学ぶ意欲がある人
- 論理的に物事を考えるのが得意な人
3. 中小企業診断士になるには?(進路チャート)
🎓 高校卒業
↓
📚 大学・社会人として勉強開始(独学・通信・通学など)
↓
📝 中小企業診断士試験(1次+2次)合格
↓
🛠 実務補習 or 実務経験 → 中小企業診断士として登録
4. 中小企業診断士に必要な資格やスキル
- 中小企業診断士(国家資格)
- 経営・会計・マーケティング・法務などの知識
- 課題発見力・提案力・プレゼン力
- コミュニケーション能力
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5. 活躍の場・働き方
- 中小企業支援機関(商工会議所・自治体など)
- コンサルティング会社
- 企業内診断士(経営企画など)
- 独立して個人コンサルタント
6. 中小企業診断士の平均年収は?
中小企業診断士の平均年収は500万〜800万円程度とされ、働き方によって幅があります。
企業内診断士として勤務する場合は、一般的な会社員と同水準の400万〜700万円が多く、役職に就くとさらに上がります。
一方で独立診断士の場合、年収1000万円以上も十分可能で、顧問契約の獲得数や講演・研修業務の量によって収入が大きく変動します。1件あたりのコンサル料が比較的高いため、実力に応じて収入を伸ばしやすい職業です。
(出典:日本政策金融公庫調査、中小企業庁関連資料)
7. 向いてない人は?
- 人と話すのが極端に苦手な人
- 課題解決に興味がない人
- 長期的に学び続ける意欲がない人
8. よくある質問(Q&A)
Q. どんな企業を相手にするの?
A. 製造業・小売業・サービス業など幅広い業種の中小企業。
Q. 資格だけで仕事できる?
A. 資格はあくまでスタートライン。実務経験や人脈・信頼が重要。
Q. 他の資格と相性は?
A. 社会保険労務士・税理士・FPなどと併用すると強みになる。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
中小企業診断士/10年目
■ 仕事内容
経営者の方と毎週のように打ち合わせを行い、売上改善や人材育成、補助金活用など幅広いテーマに携わっています。
特に「社長の頭の中を整理して、次の一手を一緒に決めていく」ことが重要な仕事で、単なる分析だけではなく、現場に入り込んで改善のサポートを続けることが求められます。
■ やってよかったこと
「赤字続きだった会社が黒字化した」「従業員の離職が減った」など、数字や組織が目に見えて変わったときは、この仕事をしていて本当に良かったと思います。
経営者から“ようやく会社が前に進み始めたよ”と言われた瞬間は何よりの報酬です。
■ 大変だったこと
経営者の悩みは複雑で、すぐに結果が出るとは限りません。事業再生の支援では精神的に苦しい場面もあり、根気強く伴走し続ける覚悟が必要です。また、多方面の知識が求められるため、常に学び続ける姿勢が必須です。
■ これから目指す人へ
資格取得だけでは仕事にならず、現場経験が非常に重要です。
ただ、その分やりがいは大きく、企業の成長に直接貢献できる数少ない仕事です。副業からのスタートも可能なので、まずは興味のある業界から関わってみると良いと思います。


