キャラクターデザイナーの仕事とは??
アニメ・ゲーム・漫画・広告などに登場する「キャラクター」のビジュアルをゼロから生み出す仕事。
1. どんな仕事?
■ 仕事内容
キャラクターデザイナーは、ゲーム・アニメ・漫画・アプリ・広告などに登場するキャラクターを企画・デザインする仕事です。
世界観やターゲット層、媒体の特徴を踏まえて、「ひと目で伝わるシルエット・色・表情」になるようにデザインします。
具体的な業務としては、ラフスケッチから清書、カラーリング、ターンシート(正面・横・背面)、表情差分、衣装・武器・小物のデザインなどを制作します。
ゲーム開発では、ディレクターやシナリオライター、3Dモデラーと打ち合わせを重ね、ゲーム内で動かしやすく、感情が伝わるキャラクターになるよう調整していきます。
アニメや漫画の分野では、原作のイメージを崩さないようにしつつ、アニメ用・商品展開用に描き起こすケースもあります。グッズ化やイベント用ビジュアルの監修を任されることもあり、ビジュアル面から作品全体の魅力を支える役割を担います。
必要なスキルは、高いデッサン力・デザイン力に加えて、PhotoshopやClip Studioなどのデジタル作画ツールの操作スキルです。
クライアントの要望に合わせてテイストを変える柔軟さや、タイトな締め切りを守るスケジュール管理能力、チームで制作を進めるためのコミュニケーション力も重要になります。
2. どんな人に向いてる?
- 絵を描くのが好きな人
- 想像力・世界観づくりが得意な人
- トレンドに敏感で分析力がある人
- 細部にこだわる集中力がある人
3. キャラクターデザイナーになるには?(進路チャート)
🎓 高校卒業
↓
🎨 美術大学・専門学校・イラスト系の養成スクールなど(推奨)
↓
🖌️ ポートフォリオを作成 → ゲーム会社・制作会社に就職 or フリーランスとして活動
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4. キャラクターデザイナーに必要な資格やスキル
- 資格は不要(実力・実績が重視される)
- デッサン力・キャラクター設計の発想力
- デジタルツール(Photoshop, CLIP STUDIOなど)のスキル
- ターゲットに合わせたビジュアル表現力
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5. 活躍の場・働き方
- ゲーム会社・アニメ制作会社・広告代理店・デザイン事務所
- キャラクターグッズ・ゆるキャラ・VTuberなどの分野もあり
- フリーランスやSNS発信で活躍する人も増えている
6. キャラクターデザイナーの平均年収は?
■ 年収の目安
キャラクターデザイナーの年収は、勤務先(ゲーム会社・アニメ制作会社・デザイン事務所・メーカーなど)や経験年数、担当する作品の規模によって大きく変わります。
新卒・アシスタントクラスでは、年収はおおむね250万〜350万円前後からスタートすることが多く、
数年経験を積んでメインキャラを任されるようになると、350万〜500万円程度が一つの目安になります。
人気タイトルのメインキャラクターデザイナーや、アートディレクタークラスになると、600万円以上の年収に届くケースもあります。
フリーランスとして活躍する場合は、案件単価や本数によって収入が大きく変動し、グッズ・版権使用料などロイヤリティ収入が発生することもあります。
ただしクリエイティブ職全般に言えるように、「名の知れた作品にどれだけ関われるか」「実績をどれだけ積めるか」で収入の伸び方が変わります。
ポートフォリオを常に更新し、自分の強みとなるテイストや得意分野を磨き続けることが、収入アップにもつながります。
7. 向いてない人は?
- 絵を描き続けるのが苦手な人
- 自分の世界だけに閉じこもるタイプの人
- 修正や意見に柔軟に対応できない人
8. よくある質問(Q&A)
Q. 絵がうまくないとダメ?
A. デッサン力は大事だが、個性や発想力も重視される。
Q. 独学でもなれる?
A. SNSやポートフォリオで評価されれば可能。ただし地道な努力が必要。
Q. アニメとゲームで仕事内容違う?
A. 共通点もあるが、媒体ごとの仕様に合わせた設計力が求められる。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
キャラクターデザイナー/コンシューマーゲーム会社勤務・7年目
■ 仕事内容
メインは新作RPGのキャラクターデザインです。
ディレクターから渡される企画書やシナリオを読み込み、「このキャラはどういう性格で、どんな過去があって、どんな立場なのか」を整理してから、ラフスケッチを何案も描きます。
OKが出た案をもとにターンシート・表情集・衣装違いなどを作り、3Dチームやアニメーションチームと共有しながら仕上げていきます。
■ やってよかったこと
自分がデザインしたキャラクターがゲーム内で動き、プレイヤーの反応がSNSなどで見える瞬間は本当にうれしいです。
「このキャラが一番好き」「グッズを買いました」といった声をもらえると、描いてきた時間が報われた気持ちになります。
世界観づくりから関わることもあり、絵だけでなく物語づくりにも参加できる感覚がやりがいです。
■ 大変だったこと
締め切り前はどうしてもスケジュールが詰まりがちで、同時に複数キャラを仕上げなければならないことも多いです。
「かわいい」「かっこいい」だけでなく、ゲームの仕様や3Dモデルの制約も考えないといけないので、理想と現実のバランスを取る調整力が必要だと感じます。
■ これから目指す人へ
とにかくたくさん描いて、自分の得意なテイストと弱点を把握することが第一歩だと思います。
オリジナルキャラだけでなく、既存作品のキャラ模写やアレンジも勉強になりますし、立ち絵だけでなく表情やポーズ、後ろ姿まで描けるようになると強いです。
ゲーム・アニメ・漫画が好きで、「キャラクターの魅力で作品を引っ張りたい」と思える人に向いている仕事だと思います。


