猟師の仕事とは?
猟師とは、狩猟免許を持ち、シカやイノシシなどの野生動物を捕獲する職業です。農作物被害の軽減や生態系の保全を目的とした「有害鳥獣駆除」としての側面も強く、地域社会や環境を守る役割を担います。
猟師の仕事内容
猟師は、狩猟免許と銃・罠の所持許可を得て、野生鳥獣の捕獲・管理を行う個人事業型の仕事です。狩ること自体より、事故を起こさず、法令を守り、地域と共存することが仕事の核になります。
業務は、狩猟計画の立案、銃猟・罠猟の実施、見回り、止め刺し、解体・搬出、ジビエ処理施設への搬入、被害対策(有害鳥獣捕獲)、行政報告など。天候・地形・獣の動きに左右され、常に危険と隣り合わせです。
勤務形態は、ほぼすべてが個人。収入源は、ジビエ販売、有害鳥獣捕獲の委託報酬、補助金、兼業収入などの組み合わせになります。季節性が強く、通年で安定しません。
自由に見えて責任は重い。命・安全・地域を背負う現場仕事です。

どんな人に向いてる?
- 自然や野生動物に関心がある人
- 体力に自信がある人
- ルールや安全を厳守できる人
- 地域社会に貢献したい人
猟師になるには?(進路チャート)
- 狩猟免許(わな猟・第一種銃猟など)を取得
- 猟友会や地域のハンター組織に所属
- 実地研修や経験を積む
- 行政や地域と協力しながら狩猟活動を継続
猟師に必要な資格やスキル
- 必須資格:狩猟免許(都道府県知事が実施する試験に合格)
- スキル:体力、観察力、安全管理能力、解体技術
猟師の活躍の場・働き方
山林や農地など野外が主な現場です。専業の猟師は少なく、多くは兼業で活動し、ジビエの加工や観光事業と組み合わせるケースもあります。
猟師の平均年収は?
猟師の年収は、専業か兼業か・捕獲量・委託契約の有無で大きく変動します。実態の数値は次のとおりです。
・兼業・副業(狩猟期のみ)
年収は50万円〜150万円前後にとどまる例が多く、生活の主収入にはなりにくいです。
・地域委託型(有害鳥獣捕獲中心)
年収は150万円〜300万円前後が中心。自治体委託報酬が主な収入源です。
・専業・ジビエ流通確立型
年収は300万円〜500万円前後の例がありますが、販路・加工体制が前提条件です。
・成功例(ブランド化・複合事業)
年収600万円超のケースもありますが、極めて少数派です。
固定給はなく、天候・事故・獣害状況に左右される不安定収入です。
向いてない人は?
- 安全意識が低い人
- 体力に自信がない人
- 動物の命を扱うことに抵抗が強い人
よくある質問(Q&A)
Q. 猟師は専業で食べていける?
A. 専業は少なく、農業や観光と兼業している人が大半です。
Q. 女性もなれる?
A. もちろんです。体力と技術があれば性別は関係ありません。
Q. 銃が必須?
A. 必須ではなく、わな猟免許だけで活動することも可能です。
関連する仕事
現場の声
■ 職業・職歴
猟師(罠猟・銃猟)/個人事業/18年目
■ 仕事内容
狩るより準備と後処理です。安全確認が最優先です。
■ やってよかったこと
獣害が減り、地域に感謝されたときです。
■ 大変だったこと
事故リスクと収入の不安定さです。気が抜けません。
■ これから目指す人へ
自由な仕事ではありません。責任と覚悟を持てるか考えてください。


