醤油職人/味噌職人の仕事とは?
醤油職人や味噌職人は、大豆や麹、塩などの素材を使い、伝統的な製法で時間をかけて発酵させ、日本の食文化に欠かせない調味料をつくる職人です。蔵元や工房での仕込みから熟成、品質管理までを担当します。
1. どんな仕事?
醤油職人・味噌職人は、大豆・小麦・麹・塩を原料に、発酵と熟成を管理して品質の安定した調味料をつくる専門職です。感覚だけでなく、温度・湿度・時間・微生物の状態を数値と経験で管理します。
業務では、原料処理、麹づくり、仕込み、発酵・熟成管理、官能評価、衛生管理、充填・出荷管理を行います。ロット差を抑え、毎回同じ品質を出す再現性と記録管理が重要です。
伝統製法を守りつつ、衛生基準や量産要件にも対応する必要があります。品質事故が許されないため、慎重さと責任感が成果を左右します。
日本の食文化を裏側から支える、発酵製造の専門職です。

2. どんな人に向いてる?
- 地道にコツコツ作業するのが得意な人
- 手先を使った細かい作業が好きな人
- 伝統や文化を大切にしたい人
3. 醤油職人/味噌職人になるには?(進路チャート)
🧂 醤油や味噌など発酵食品に興味がある
↓
🏫 食品・発酵・農業系の大学や専門学校に進学(もしくは蔵元に直接就職)
↓
🏭 醸造元や味噌蔵で現場経験を積む
4. 醤油職人/味噌職人に必要な資格やスキル
- 特に資格は不要
- 発酵や微生物に関する知識があると有利
- 衛生管理の意識が必要
5. 活躍の場・働き方
- 老舗の醤油蔵・味噌蔵
- 地方の発酵食品工房
- 食品製造会社やOEMメーカー
6. 醤油職人/味噌職人の平均年収は?
醤油職人・味噌職人の年収は、勤務先の規模と立場によって大きく分かれます。実態は次の水準です。
・老舗・中堅メーカー勤務(製造担当)
年収は350万円〜550万円前後。分業制で、工程管理や品質維持を担います。
・製造責任者・杜氏的立場
年収は550万円〜750万円前後。発酵管理の最終判断を任されます。
・家業継承・自営(蔵元・小規模醸造)
所得は300万円未満〜800万円超と幅が広く、直販・ブランド力・観光要素に左右されます。
固定給型と事業所得型が混在し、安定性は事業形態次第です。
7. 向いてない人は?
- 繰り返しの作業に飽きやすい人
- 衛生や温度管理に無頓着な人
- 匂いや湿気のある職場が苦手な人
8. よくある質問(Q&A)
Q. 発酵ってすごく難しいのでは?
A. はじめは先輩の作業を見ながら覚えられますが、経験を積むことで「勘」や「技」が身についていきます。
Q. 若い人でも働いていますか?
A. 最近はクラフト味噌・クラフト醤油など新しい挑戦をする若手も増えています。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
醤油職人/老舗醸造所勤務/12年目
■ 仕事内容
麹づくりから発酵管理、出荷前の品質確認までを担当しています。毎年条件が違うため、記録と微調整を重視しています。
■ やってよかったこと
自分が関わった調味料が、家庭や飲食店で使われ続けていると実感できる点にやりがいがあります。
■ 大変だったこと
発酵は待ったがきかず、失敗が許されません。体力仕事と責任の両方が重いです。
■ これから目指す人へ
伝統への憧れだけでは続きません。科学的理解と地道さが必要です。発酵と向き合い続ける覚悟が求められます。


