航海士(こうかいし)

運ぶ・支える仕事

航海士の仕事とは?
航海士は、商船やフェリー、タンカーなどの船舶に乗り込み、航海の安全を守る専門職です。航海のルートを計画し、船の位置確認、機器操作、見張り、荷役の監督などを行いながら、乗組員や貨物を目的地まで安全に運ぶ役割を担います。

1. どんな仕事?

航海士は、船の進路を決める「操船業務」、レーダーやGPSを使った「航行監視」、船内の安全や非常設備の点検など多岐にわたる業務を担当します。階級により役割が異なり、三等航海士から始まり、経験を積むことで一等航海士や船長を目指すことができます。

2. どんな人に向いてる?

  • 責任感が強く、安全意識の高い人
  • 集中力と冷静な判断力を持っている人
  • 海や船に興味がある人
  • チームでの協力ができる人

3. どうやったらなれる?(進路チャート)

🧑‍🎓 高校卒業後、海技士養成課程がある大学・高専・海上技術学校へ進学
  ↓
🚢 海運会社などに就職し、実務経験を積む
  ↓
🛠 「海技士」国家資格を取得し、航海士として乗船

4. 必要な資格やスキル

  • 「海技士(航海)」の国家資格(6級〜1級)
  • 海図の読解力、航法、通信の知識
  • 長時間の勤務に耐える体力と精神力

5. 活躍の場・働き方

  • フェリー会社、商船会社、海運会社など
  • 乗船勤務(1〜数か月の乗船→休暇のサイクル)
  • 船内では階級ごとに役割分担されている

6. 平均年収は?

約450万円〜800万円
保有資格や乗船する船の種類・規模により差があります。一等航海士や船長になるとさらに高収入が期待できます。

7. 向いてない人は?

  • 長期間の船上生活が苦手な人
  • 時間にルーズな人や安全意識の低い人
  • 船酔いしやすい人

8. よくある質問(Q&A)

Q. 航海士になるには視力制限がありますか?
A. はい、裸眼視力または矯正視力の条件があります。色覚検査も必要です。

Q. 女性でも航海士になれますか?
A. もちろん可能です。近年は女性航海士も増えており、船内の環境も整備されつつあります。

9. 関連する仕事

10. 現場の声

※現場の声は今後掲載予定です。