溶接管理技術者(ようせつかんりぎじゅつしゃ)【資格】

【資格】ものづくり・工場
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ものづくり・工場の仕事

溶接管理技術者とは?

溶接管理技術者は、日本溶接協会が運用する認証制度の資格で、溶接に関する技術知識と、溶接構造物の施工計画・工程管理・品質管理などの職務能力を証明する資格です。

溶接は「くっつけばOK」ではなく、材料・溶接方法・施工条件・検査・記録まで一連の管理が品質を決めます。溶接管理技術者は、現場での溶接施工が要求品質を満たすように、計画→実行→検証→是正の流れを回す役割を担います。

建築鉄骨、橋梁、圧力容器、造船、プラント、発電設備など、信頼性・安全性が強く求められる分野で評価されやすく、溶接品質保証体制の中核人材として位置づけられます。

試験概要

資格区分民間資格
認定団体日本溶接協会
等級特別級
1級
2級
取得の流れ書類審査
第1次:筆記試験
第2次:口述試験(級・条件により免除が設定される場合あり)
試験回数年2回程度
学習範囲(知識分野)溶接工学(溶接法、溶接熱影響、溶接欠陥)
材料・冶金(鋼材の性質、割れ・脆化の基礎)
溶接施工(施工計画、条件設定、手順書の考え方)
品質管理(記録、トレーサビリティ、不良低減)
検査(外観、各種検査の考え方、欠陥の検出)
安全衛生(高温・ガス・感電・火災リスク)
関連規格・法規(要求事項の読み取り)
評価される実務能力施工要領の立案
工程・人員・設備の管理
不具合(欠陥)原因分析と是正
検査計画と判定の整合
品質保証の仕組み作り
難易度★★★★☆

現場経験があるだけでは足りず、規格要求・品質保証・欠陥メカニズムまで理解しているかが問われます。

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試験内容

  • 溶接欠陥の理解
    割れ、ブローホール、融合不良などの原因と対策。
  • 施工条件の管理
    電流・電圧・入熱・予熱など品質に直結する条件設計。
  • 品質保証の実務
    手順書、記録、検査、是正処置の回し方。
  • 検査・判定の考え方
    外観基準、検査方法の選定と判定の整合。
  • 安全衛生
    火災・感電・有害ヒューム対策など。

「溶接をする資格」ではなく、「溶接を管理して品質を保証する資格」です。

Q&A

Q. 国家資格ですか?

A.
国家資格ではなく、日本溶接協会が認定する民間資格です。

Q. 溶接技能者と何が違う?

A.
溶接技能者は作業技能の証明。溶接管理技術者は施工計画・品質管理・検査など、溶接の品質保証を担います。

Q. 現場経験があれば受かる?

A.
経験は有利ですが、欠陥理論・規格要求・品質管理など座学領域が多く、勉強は必須です。

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溶接管理技術者が必ず必要な職業/あると有利な職業

あると有利な職業

参考情報

  • 日本溶接協会 公開資料(制度概要・評価試験案内)