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航海用無線設備整備士とは?
航海用無線設備整備士は、船舶に搭載される航海用無線設備の設置・点検・整備・保守を行う技術者を認定する民間資格です。
船舶にはVHF無線、MF/HF無線、衛星通信装置、GMDSS(海上遭難安全通信システム)など、さまざまな通信設備が搭載されています。これらの機器は遭難通信や緊急通信にも使用されるため、確実な整備が不可欠です。
無線従事者資格が「操作」を扱うのに対し、この資格は設備の工事・保守・技術管理を担う立場の資格です。
試験概要
| 資格区分 | 民間資格(船舶電装関連団体認定) |
|---|---|
| 対象 | 航海用無線設備の整備・工事従事者 |
| 受験要件 | 講習受講+実務経験(団体規定による) |
| 試験方式 | 筆記試験+実技評価 |
| 主な出題分野 | 無線通信理論 高周波回路 衛星通信基礎 GMDSS設備知識 保守点検技術 |
| 合格基準 | 団体基準による |
| 難易度 | ★★★★☆ |
電気・電子回路の理解が前提となるため、実務経験者向けの資格です。
試験内容
- 無線通信理論
電波伝搬、周波数特性、変調方式、受信原理など。 - 高周波回路・電子回路
送信部・受信部構造、信号増幅、フィルタ回路、電源管理。 - GMDSS設備知識
遭難通信設備の構成、作動確認、定期点検基準。 - 衛星通信装置
船舶衛星通信システムの構造と整備。 - 故障診断・保守技術
通信不良の原因特定、部品交換、測定器使用法。 - 安全管理
感電防止、作業手順、法令遵守。
単なる座学ではなく、実務での整備能力が重視されます。
Q&A
Q. 国家資格ですか?
いいえ、船舶電装関連団体の認定資格です。
Q. 無線従事者資格との違いは?
無線従事者は設備を操作する資格、整備士は設備を工事・保守する資格です。
Q. 難易度は高い?
電子回路や高周波の知識が必要なため、実務経験がないと難易度は高めです。
Q. 更新は必要?
団体の規定により更新講習が求められる場合があります。
航海用無線設備整備士が必ず必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 航海用無線設備の工事・整備を担当する技術者
あると有利な職業
- 船舶電装工事技術者
- 造船所設備技術者
- 海事通信エンジニア
- 海上通信設備保守担当
参考情報
- 船舶電装関連団体 資格制度資料

