ビジネス・お金
損害保険募集人とは?
損害保険募集人とは、損害保険(自動車保険・火災保険・傷害疾病保険など)の契約を「募集(勧誘・説明・申込手続き)」できる人のことです。保険は目に見えない商品なので、内容の説明が不十分だとトラブルになりやすく、募集人には重要事項を正しく説明し、適切に手続きする責任があります。
損害保険募集人として業務を行うには、知識があるだけでは足りません。一定の試験に合格し、取り扱いのルールを理解したうえで、代理店登録または募集人届出を行う必要があります。つまり「保険を売れるようになる」ための、実務に直結する資格です。
特にポイントなのは、損害保険の募集に必要な試験が、ひとつの試験で終わりではなく、基礎単位+商品単位という考え方で構成されている点です。取り扱う商品に応じて必要な単位が変わるため、仕事の内容に合わせて取得・更新していきます。
損害保険募集人の試験概要
| 資格区分 | その他資格(保険募集のための登録・届出に関わる資格)。 |
|---|---|
| 試験制度 | 損害保険募集人一般試験(通称:損保一般試験)。 |
| 運営・関係団体 | 一般社団法人 日本損害保険協会の制度にもとづき運用されます。 |
| 試験の構成 | 基礎単位+商品単位(例:自動車保険単位、火災保険単位、傷害疾病保険単位)。 |
| 受験方式 | CBT(コンピュータ試験)で実施されます。 |
| 必須条件の考え方 | 基礎単位に合格しないと、代理店登録または募集人届出ができません。また原則として、取り扱う保険商品に応じた商品単位に合格していないと、その商品の取扱いができません。 |
| 有効期限・更新 | 単位ごとに5年の更新制です。知識のアップデートが前提になります。 |
| 合格率の目安 | 合格率は公表されないことが多いです。出題範囲が明確なため、テキストに沿って学習すれば十分狙えます。 |
| 難易度 | 基礎〜中級。暗記だけでなく、募集ルールと重要事項説明の理解が重要です。 |
損害保険募集人は、「売れる人」ではなく「正しく説明して手続きできる人」かどうかを確認するための制度です。
試験内容
- 損害保険の基礎知識:保険の仕組み、補償の考え方、用語の理解
- 保険募集の基本ルール:重要事項説明、意向把握、適合性、募集手続きのルール
- コンプライアンス:不適切募集の禁止、個人情報の取り扱い、トラブル防止
- 商品単位(取り扱い別):自動車保険、火災保険、傷害疾病保険など、商品ごとの実務知識
- 実務想定の理解:補償内容の説明、免責・支払条件、手続き上の注意点
Q&A
Q. どの単位を取ればいいですか?
A.
まず基礎単位が必須です。そのうえで、自分が扱う商品(自動車・火災・傷害疾病など)に合わせて商品単位を取得します。
Q. 一度合格すればずっと有効ですか?
A.
いいえ。単位ごとに5年の更新制です。期限までに更新手続き(更新試験など)が必要になります。
Q. 損害保険会社に勤めていなくても取れますか?
A.
受験自体は可能でも、実務として「募集人」になるには、代理店登録または募集人届出など、所属先の手続きが必要になります。
損害保険募集人が必ず必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 損害保険の営業職(損保代理店・保険ショップ等で募集を行う担当)
- 損害保険代理店のスタッフ(募集・手続きを担当する場合)
あると有利な職業
参考情報/出典
- 損害保険募集人一般試験(損保一般試験)制度資料
- 認定更新(5年更新)に関する制度案内


