医療とケアの仕事
診療報酬請求事務能力認定試験とは?
診療報酬請求事務能力認定試験とは、医療機関における診療報酬請求(レセプト)業務について、実務レベルでの知識と処理能力を評価する専門資格です。
医療事務系資格の中でも特に「診療報酬請求」に特化した上位資格とされ、受付や会計業務よりも、診療内容を正確に点数化し、保険者へ適切に請求できる能力が重視されます。
診療報酬請求は医療機関の収入に直結する重要業務であるため、現場で即戦力として通用するレセプト能力の証明として、高い評価を受けている資格です。
診療報酬請求事務能力認定試験の試験概要
| 資格区分 | 民間資格。診療報酬請求業務に関する実務能力を評価します。 |
|---|---|
| 実施団体 | 公益財団法人 日本医療保険事務協会。 |
| 対象分野 | 医療保険制度、診療報酬点数表、診療報酬請求実務。 |
| 試験方式 | 筆記試験(実務型)。記述問題・計算問題を含み、診療報酬点数表を用いた実践的な出題が行われます。 |
| 試験内容の特徴 | 実際の診療内容をもとに、算定判断・点数計算・請求可否を問うケーススタディ形式の問題が中心です。 |
| 合格率の目安 | 約30〜40%前後。回によって差はありますが、医療事務系資格の中では難易度が高い部類に位置づけられます。 |
| 難易度 | 医療事務系資格の中では高め。基礎資格取得後、または実務経験者向けの水準です。 |
| 更新 | 更新制度なし。 |
診療報酬請求事務能力認定試験は、合格率が3〜4割程度にとどまることから、「レセプト業務を任せられる水準に達しているか」を厳しく判定する試験とされています。
試験内容
- 医療保険制度の理解:健康保険・国民健康保険・公費負担医療の仕組み。
- 診療報酬点数表:初診料・再診料・検査・処置・手術などの算定ルール。
- レセプト作成実務:診療内容を点数化し、請求書として正確にまとめる能力。
- 返戻・査定対策:請求ミスや算定誤りを防ぐための知識。
- 実践的応用問題:実際の医療現場を想定したケーススタディ形式の問題。
Q&A
Q. メディカルクラークとの違いは何ですか?
A. メディカルクラークは医療事務全般を対象とするのに対し、本試験は診療報酬請求(レセプト)業務に特化しています。
Q. 医療事務未経験でも受験できますか?
A. 受験は可能ですが、診療報酬点数表の理解が必要なため、基礎資格取得後または十分な学習が推奨されます。
Q. 実務での評価は高いですか?
A. レセプト担当者向け資格として評価が高く、請求業務を任される際の判断材料になります。
診療報酬請求事務能力認定試験があると有利な職業
あると有利な職業
- 医療事務(レセプト専門担当)
- 病院・クリニックの請求担当者
- 医療事務の上位実務職
参考情報/出典
- 公益財団法人 日本医療保険事務協会 公開資料
- 診療報酬制度および医療保険請求実務に関する資料


