医療とケアの仕事
医療通訳士とは?
医療通訳士とは、医療現場において、医師・看護師と外国人患者の間に立ち、診察や治療内容を正確に通訳する専門人材です。単なる語学力だけでなく、医療知識、倫理観、守秘義務への理解が強く求められる点が大きな特徴です。
日本では「医療通訳士」という国家資格は存在しておらず、複数の団体がそれぞれ独自に認定する民間資格・認定制度が並立しています。そのため、資格名よりも対応言語・医療知識・研修歴・実務経験が重視される分野です。
近年は訪日外国人や在留外国人の増加により、医療機関での多言語対応の重要性が高まっています。医療通訳士は、医療安全を支える存在として、病院・自治体・通訳派遣会社などで活躍の場を広げています。
医療通訳士の概要
| 資格区分 | 民間資格(複数の認定制度が存在)。 |
|---|---|
| 国家資格 | 存在しない。 |
| 主な認定団体例 | ・一般社団法人 日本医療通訳協会 など (団体ごとに制度・基準が異なる) |
| 受験・認定条件 | 語学力試験、医療知識試験、 研修受講・実技評価など(団体により異なる) |
| 試験内容の例 | ・医療用語・診療知識 ・通訳倫理・守秘義務 ・医療現場での対応力 ・逐次通訳・ロールプレイ |
| 合格率の目安 | 団体により異なるが、20〜40%前後とされるケースが多い。 (実技重視のため難易度は高め) |
| 難易度 | 中〜上級。 高い語学力と医療知識の両立が必要。 |
| 更新 | 多くの団体で更新制あり。 継続研修や実務経験の報告が求められる。 |
医療通訳士に関するQ&A
Q. 医療通訳士は国家資格ですか?
A. いいえ。国家資格はなく、民間団体による認定資格です。
Q. 語学ができれば誰でもなれますか?
A. 語学力に加え、医療知識や通訳倫理の理解が必須です。
Q. どの言語が需要がありますか?
A. 英語、中国語、ベトナム語、ポルトガル語などが需要の高い言語です。
医療通訳士が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 医療通訳(業務として従事する場合)
あると有利な職業
- 病院・医療機関スタッフ
- 自治体の外国人支援担当
- 通訳・翻訳者
- 国際医療コーディネーター
- 医療ツーリズム関連職
参考情報/出典
- 日本医療通訳協会(制度例)
- 厚生労働省 外国人患者受入れ体制整備事業(関連情報)


