動力車操縦者(どうりょくしゃそうじゅうしゃ)【資格】

【資格】運ぶ・支える
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運ぶ・支える仕事

動力車操縦者(どうりょくしゃそうじゅうしゃ)とは?

動力車操縦者とは、鉄道の列車・機関車・電車・新幹線などを運転するために必要な国家資格です。鉄道営業法施行規則に基づく国土交通省所管の国家資格で、運転士として乗務するには必ず取得しなければなりません。鉄道会社の運転士、機関士、新幹線運転士、貨物列車運転士などがこの資格を持っています。

この資格は「免許制」であり、車両の種類や用途によって「新幹線」「電気車」「内燃車」「気動車」「原動機付機関車」「無軌条電車」など、複数の区分に分かれています。それぞれ運転できる車両が限定されるため、業務範囲を拡大するには上位区分の免許を追加取得する必要があります。

動力車操縦者免許の取得には、鉄道会社などが設置する国交省指定の「動力車操縦者養成所」で所定の教育課程を修了することが必須です。学科(運転理論・鉄道法規・信号・保安)と実技(シミュレーター・実車運転)を組み合わせた訓練を受け、国が実施する筆記・実地試験に合格することで免許が交付されます。 安全輸送に直結するため、他の資格に比べて身体検査・適性検査の基準も厳しく、運転士の職務適性が重視されます。

なお、資格の有効期限はありませんが、運転業務に従事するには定期的な適性検査と安全講習の受講が義務付けられています。 鉄道運転士を目指す人にとっての登竜門であり、専門学校や鉄道会社の社内養成制度から目指すのが一般的です。

動力車操縦者の試験概要

根拠法令 鉄道事業法および鉄道に関する省令に基づく国家資格。
鉄道や新幹線などの動力車(機関車・電車・気動車など)を安全に運転するための知識と技能を認定する制度。
所管官庁 国土交通省(鉄道局)
資格の種類 国家資格(免許制)
「新幹線」「電気車」「内燃車」「無軌条電車(トロリーバスなど)」など、運転する車両の種類ごとに区分されている。
受験資格 満21歳以上で、鉄道事業者に勤務していること。
原則として鉄道会社(JR・私鉄・公営鉄道など)の社員として推薦を受け、指定養成機関で訓練を修了する必要がある。
試験内容 学科試験と技能試験で構成。
学科では鉄道運転法規、車両構造、ブレーキ理論、信号・標識、安全運行など。
技能試験では運転操作、緊急時対応、列車ダイヤ運行の理解を評価。
試験は「鉄道総合技術研究所」などの指定機関で実施される。
試験実施機関 国土交通省指定の鉄道教育機関(例:鉄道総合技術研究所、JR各社研修センター)
合格率 おおむね70〜80%前後(各事業者の社内選抜段階で厳選されるため)
免許の有効期間 有効期限はないが、定期的な健康診断・技能確認が義務づけられている。
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動力車操縦者に関するQ&A

Q. 動力車操縦者とはどんな資格ですか?

A. 鉄道の運転士として列車を操縦するために必要な国家資格です。新幹線や電車、ディーゼル車両などを運転できます。

Q. 誰でも受験できますか?

A. 一般応募はできません。鉄道会社に就職し、会社の推薦を受けて指定養成機関で訓練を受けた人だけが受験できます。

Q. 運転できる列車の種類はどう決まりますか?

A. 取得した区分(新幹線・電気車・内燃車など)によって運転可能な車両が決まります。

Q. 鉄道会社の採用とは別なんですか?

A. はい。鉄道会社に採用されたあと、運転士候補として養成課程を経てこの資格を取得します。

Q. 取得後のキャリアは?

A. 運転士として勤務した後、指導運転士や運行管理者、安全指導員などへの昇格が可能です。

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動力車操縦者が必要な職業/あると有利な職業

必ず必要な職業

公式情報/出典

  • 国土交通省 鉄道局「動力車操縦者養成・免許制度」
  • 鉄道営業法施行規則 第29条〜第41条
  • 動力車操縦者技能試験規程