公務員・安全を守る仕事
深海底鉱山保安技術職員(しんかいていこうざんほあんぎじゅつしょくいん)とは?
深海底鉱山保安技術職員は、「鉱山保安法」に基づいて定められた国家資格で、鉱山や海底資源の採掘現場での安全を管理・監督する専門職です。
陸上だけでなく、海底資源(マンガン団塊、コバルトリッチクラスト、海底熱水鉱床など)の採取現場でも、作業者の安全確保や設備点検、保安体制の維持を担います。
鉱山では、落盤・ガス爆発・酸欠・機械事故などのリスクが常に存在するため、保安技術職員はその防止の最前線に立ちます。
作業環境の測定、換気・排気システムの確認、緊急時の避難計画策定など、安全マネジメント全般を統括します。
特に深海底鉱山においては、海洋技術・土木技術・地質学・機械制御などの知識が必要とされ、保安と同時に環境保全にも深く関わります。近年は「海洋資源の持続的開発」の観点からも重要視される国家資格です。
深海底鉱山保安技術職員の試験概要
| 根拠法令 |
鉱山保安法および鉱業法に基づく国家資格。 鉱山や深海底資源の採掘現場において、労働安全と設備の保安を確保するための知識と技術を有する技術職員を認定する制度。 |
|---|---|
| 所管官庁 | 経済産業省(資源エネルギー庁)/鉱山保安監督部が実施・管理。 |
| 試験概要 |
深海底や地下鉱山での採掘・保安管理を専門とする国家資格。 現場での安全監督、爆発・浸水・酸欠などの危険防止、機器点検や緊急対応を担当できる技術職員を養成する。 【試験内容】 ・鉱山保安に関する基礎知識(法律・安全基準) ・採掘技術・通気・排水・運搬・機械管理などの実務知識 ・深海資源開発や新技術に関する応用問題 【受験資格】 実務経験を有する者、または指定教育機関(鉱山・資源系学科)修了者。 ※資格区分により、鉱山・採鉱・保安など複数の職種が設定されている。 【合格率】 20〜30%前後。学科よりも実務理解・安全規範の運用力が重視される。 【実施機関】 経済産業省 鉱山保安監督部(各地方経産局)/年1回実施。 |
深海底鉱山保安技術職員のよくある質問(Q&A)
- Q1. 深海底鉱山保安技術職員とはどんな資格ですか?
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A. 鉱山や深海底資源の採掘現場で、労働者の安全や機械設備の保安を管理する国家資格です。
鉱山事故防止、通気や排水、爆発対策などの安全監督業務を担います。 - Q2. 深海底というのは実際にどんな場所で働くのですか?
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A. 海底資源(マンガン団塊・コバルトリッチクラストなど)の採取を行う調査船や掘削装置の管理・監督を指します。
陸上の鉱山保安業務と共通点が多く、安全技術の応用が求められます。 - Q3. この資格を持つとどんな職業に就けますか?
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A. 鉱山会社・資源開発企業・海洋調査機関などで、保安監督者や技術責任者として勤務できます。
特に公務員(鉱山保安監督官)や資源関連企業での昇格にも役立ちます。 - Q4. 実務経験が必要とありますが、どんな経験が対象ですか?
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A. 鉱山・トンネル・地下工事・資源開発などでの採掘、保安、設備管理などの経験が対象になります。
一定の実務年数(1〜3年)で受験資格を得られるケースが多いです。 - Q5. 試験の難易度はどのくらいですか?
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A. 理論問題よりも、現場安全・機械運用・緊急対応の理解力が問われます。
鉱山系出身者や安全管理の実務経験者であれば十分合格可能です。 - Q6. 資格の更新は必要ですか?
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A. 資格自体は終身有効ですが、従事者は保安教育や講習を定期的に受けることが推奨されています。
新しい保安基準や設備更新に対応するための継続教育が重要です。
深海底鉱山保安技術職員が必要な職業/あると有利な職業
1. 必ず必要な職業
- 土木作業員(鉱山・トンネル掘削現場などで安全管理に従事)
2. あると有利な職業
- 地質調査員(資源探査や鉱山調査において安全確認を行う場合)
公式情報/出典
- 根拠法令:鉱山保安法(昭和24年法律第70号)
- 所管:経済産業省 資源エネルギー庁
- 出典:経済産業省「鉱山保安法関連制度概要」ほか


