動物園スタッフの仕事とは??
動物園での運営・ガイド・イベント企画など、飼育員とはまた違った形で動物と人をつなぐ仕事。
1. どんな仕事?
【動物園スタッフの仕事内容】
動物園スタッフは、来園者向けのサービスと園内の運営・企画を中心に担当する仕事です。飼育員のように動物の世話をするというより、「動物と人をつなぐ役割」を担います。
具体的な業務としては、以下のようなものがあります。
- 園内サービス業務:チケット販売、入園ゲートでの案内、迷子・落とし物対応、車いすやベビーカーの貸し出しなど、来園者が安心して楽しめるようサポートする。
- 展示企画・イベント運営:季節ごとの特別展示やスタンプラリー、バックヤードツアーなどの企画・準備・当日運営を行い、リピーターを増やす取り組みをする。
- 解説・広報業務:動物ガイドツアーや園内放送、ポスター・SNS・ホームページでの情報発信を通じて、動物の魅力や保全活動をわかりやすく伝える。
- 教育普及活動:学校団体の受け入れ、ワークショップや環境学習プログラムの運営などを通して、子どもたちに命の大切さや生き物への興味を育てる。
- 運営・事務:来園者数の集計、アンケートの分析、備品・グッズの在庫管理、外部業者とのやり取りなど、園の運営を支える裏方業務も多い。
土日祝日や長期休みは来園者が増えるため、イベント運営や案内で一日中動き回ることも多い仕事です。一方で、静かな平日は次の企画を考えたり、資料作成や広報準備をしたりと、デスクワークと現場仕事の両方を経験できます。
動物園スタッフは、「どうすればもっと動物の魅力が伝わるか」「お客様にまた来たいと思ってもらえるか」を常に考えながら、チームでアイデアを出し合い、園づくりに関わっていくクリエイティブな仕事です。
2. どんな人に向いてる?
- 動物と人、両方に興味がある人
- イベントや広報の仕事に関心がある人
- 人前で話すのが得意な人
- 環境教育や命の大切さを伝えたい人
3. 動物園スタッフになるには?(進路チャート)
🎓 高校卒業
↓
🎓 大学(生物・環境・教育・観光・経営など)進学
↓
🦓 動物園の事務・教育普及スタッフ・総合職に応募
↓
📣 イベント運営やガイド、SNS広報などで活躍
4. 動物園スタッフに必要な資格やスキル
- 特別な資格は不要
- 広報・接客スキル
- 動物や環境への関心
- 教育普及・ガイド経験(あれば強み)
5. 活躍の場・働き方
- 動物園(公立・民間)
- 関連団体(NPO・動物保護団体など)
- 行政・イベント会社などと連携も
6. 動物園スタッフの平均年収は?
【動物園スタッフの年収の目安】
動物園スタッフの年収は、勤務先(公立か民間か)や雇用形態、経験年数によって大きく変わりますが、目安としては次のようなイメージです。
- 公立動物園(自治体職員扱い)の場合:
初任給はおおよそ月給18万〜22万円前後からスタートし、各種手当・賞与を含めた年収は250万〜350万円程度が目安。公務員としての昇給制度があるため、勤続年数や昇任に伴い400万円台に届くケースもあります。 - 民間運営の動物園・レジャー施設の場合:
初任給は月給17万〜20万円前後が多く、年収220万〜320万円程度が一般的なレンジ。役職に就いたりイベント企画・広報などで実績を上げることで、給与アップが期待できます。
いずれの場合も、土日祝日の勤務・シフト制がほとんどで、繁忙期には残業やイベント準備が増えることもありますが、その分残業手当や休日出勤手当が支給される園も多くなっています。
動物園スタッフは高収入を狙う仕事というより、「動物と人をつなぐやりがい」と「安定した働き方」を両立させる職種と考えるとイメージしやすいでしょう。英語やデザイン・企画スキルなどを身につけると、広報・企画職へのキャリアアップで年収アップを目指す道もあります。
7. 向いてない人は?
- 動物の知識や命に興味が持てない人
- 人前で話すのが極端に苦手な人
- 事務やイベント準備などの裏方作業が苦手な人
8. よくある質問(Q&A)
Q. 飼育員とどう違うの?
A. 飼育員は動物の世話中心、スタッフは来園者向けの教育・広報・運営が主。
Q. 公務員試験は必要?
A. 公立動物園の場合は必要なことがある。民間では書類選考や面接が多い。
Q. 生き物の知識は必須?
A. 必須ではないが、日常業務で動物について学び続ける姿勢は必要。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
動物園スタッフ/公立動物園・教育普及担当・7年目
■ 仕事内容
平日は学校団体の受け入れやワークショップの運営、週末はイベントやガイドツアーの企画・進行がメインです。
動物の生態をわかりやすく伝えるために、パネルの文章を考えたり、SNS用の写真・動画を撮影したりと、「伝え方」を工夫する仕事が多いですね。静かな時間帯には、次の企画の立案や資料づくりも行っています。
■ やってよかったこと
子どもたちがガイドツアーのあとに「動物のこと、もっと知りたくなった!」と言ってくれたときは本当にうれしいです。
毎年同じ学校が来てくれることもあり、「去年よりも反応がよかった」「説明の仕方を変えたら伝わり方が違った」など、自分の工夫が結果に表れるのを実感できます。保全プロジェクトの募金に協力してくれた来園者の姿を見ると、少しずつでも社会に良い影響を与えられていると感じます。
■ 大変だったこと
イベント当日は、準備・案内・進行・トラブル対応まで一気にこなす必要があるため、体力的にも精神的にもハードです。
雨天や猛暑など天候に左右されることも多く、来園者数が読みにくい中で企画を組み立てなければなりません。また、クレーム対応や迷子対応など、接客スキルと冷静な判断力が求められる場面もあります。
■ これから目指す人へ
動物園スタッフは、動物が好きなだけでなく、人と話すこと・伝えることが好きな人に向いている仕事だと思います。
大学や専門学校で生物・環境系を学んでおくと業務に役立ちますが、それ以上に現場では「どうすれば相手に伝わるかを考え続ける姿勢」が大切です。ボランティアやインターンで園の雰囲気を体験してみると、自分に合うかどうかイメージしやすくなるはずです。


