消防士の仕事とは??
火事や災害の現場で命を守るヒーロー。消火・救助・救急のプロとして、地域の安全を守る公務員。
1. どんな仕事?
消防士は、火災や災害現場にかけつけて人命を守る公務員。
火を消すだけでなく、建物内での救助、交通事故・水難事故の対応、救急車での搬送なども担当。
また、普段から防火訓練や設備点検、地域での啓発活動なども行い、「災害を防ぐ」役割も持つ。
消防士は火災や事故の現場で直接人命を救うだけでなく、地域防災の要として幅広い業務を担います。救急救命士の資格を持つ隊員は心肺蘇生や応急処置を行い、災害派遣では地震や豪雨被害への対応にも出動します。さらに、防火啓発や避難訓練の実施など、災害を未然に防ぐ取り組みも重要な仕事です。市民の安全を守るため、体力・判断力・チームワークが求められる公務員です。
2. どんな人に向いてる?
- 体力に自信がある
- 冷静に判断・行動できる
- 仲間と連携して動ける
- 責任感が強く、人を助けたい気持ちがある
- 命に関わる仕事に使命感を持てる
3. 消防士になるには?(進路チャート)
📘 高校 or 大学卒業
↓
📝 各自治体の消防士採用試験
↓
🏫 消防学校で約6ヶ月〜1年間の訓練
↓
🔥 消防署に配属(消火・救助・救急)

4. 消防士に必要な資格やスキル
- 消防士採用試験合格(筆記・体力・面接)
- 普通自動車運転免許(必須)
- 救急救命士の資格をとる人も多い(任意)
- 強い身体・瞬時の判断力・チームワーク
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5. 活躍の場・働き方
- 消防署(地域ごとの消防本部)
- 消火隊、救助隊、救急隊などに分かれて活動
- 交代制勤務(24時間勤務+休み)
- 山岳救助・水難救助など専門部隊もあり
6. 消防士の平均年収は?
消防士の平均年収は約550万~650万円前後とされています。初任給は地方公務員として20万円前後からスタートし、勤続年数や階級によって収入が安定的に上がっていきます。救急救命士資格を持つ場合や、特別勤務(火災出動・災害対応)の手当が加算されることで年収はさらに高くなります。
階級・役職 | 年収目安 |
---|---|
新人(初任~数年) | 300~400万円 |
中堅(10年前後) | 450~600万円 |
管理職(消防司令など) | 700万円以上 |
消防士は年功序列と階級制度に基づいた昇給体系があり、安定した収入が見込めるのが特徴です。
出典:総務省消防庁/人事院「国家公務員給与等実態調査」/厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
7. 向いてない人は?
- 緊急対応や命に関わる判断が苦手
- 夜勤や泊まり勤務が合わない
- 人と連携して動くのが苦手
- 体力や持久力に自信がない
8. よくある質問(Q&A)
Q. 消防士って火を消すだけじゃないの?
A. 救急出動が一番多いです。全体の6〜7割は救急出動で、消火や救助活動も重要な業務のひとつ。
Q. 女性でもなれる?
A. なれます。女性消防士も増えており、救急隊や地域啓発の分野などで活躍しています。
Q. 資格はたくさん必要?
A. 採用時点では普通免許があればOK。働きながら救急救命士などの専門資格を取る人も多いです。

9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
消防士・勤務9年(消防隊 → 救急隊)
■ 仕事内容
火災現場での消火活動を経験した後、現在は救急隊として出動。救急車での応急処置や病院への搬送を主に担当しています。
■ やりがい
緊急の場面で命を救えたときや、搬送した患者さんが元気になったと聞いたときはこの仕事をしていて本当に良かったと思います。市民の生活を守る実感があります。
■ 大変なこと
火災や事故の現場は危険も多く、常に冷静な判断力が求められます。また、24時間勤務や夜間出動が続くと体力的にきつい面もあります。
■ これから目指す人へアドバイス
消防士は体力だけでなくチームワークが欠かせません。仲間と力を合わせて人命を守りたいという強い使命感を持つ人に向いています。