食品開発職の仕事とは?
食品開発職は、コンビニ食品やレトルト商品、スイーツなど、私たちの身の回りにある「食」を新しく生み出す仕事です。商品企画から試作、改良、品質管理まで幅広く関わります。
1. どんな仕事?
食品開発職は、新商品や既存商品の改良を行い、味・品質・安全性・コストを両立させて商品化する専門職です。試作だけでなく、量産・保存・流通まで見据えた設計が求められます。
業務では、コンセプト設計、原材料選定、配合調整、試作、官能評価、賞味期限試験、表示確認、製造部門との調整を行います。発想だけでなく、再現性と数値管理が重要です。
市場トレンドや原価制約の中で最適解を探るため、妥協点を見極める力が求められます。品質事故を防ぐ責任感と慎重さが成果を左右します。
「売れる食品」を裏側で成立させる、ものづくり寄りの専門職です。

2. どんな人に向いてる?
- 食に対して好奇心とこだわりがある人
- 地道に試作・分析を重ねられる人
- チームでアイデアを形にするのが好きな人
3. 食品開発職になるには?(進路チャート)
🎓 大学や専門学校で栄養学、食品化学、農学などを学ぶ
↓
🏢 食品メーカーなどに就職
↓
🧪 研究開発や品質管理などを経て開発担当に
4. 食品開発職に必要な資格やスキル
- 必須資格はないが、管理栄養士や食品表示検定が有利
- 食品衛生や微生物の知識、分析スキル
- アイデアを数値化・実証する力
5. 活躍の場・働き方
- 食品メーカー(お菓子、調味料、加工食品など)
- 外食チェーンやコンビニ本部
- 研究部門、開発部門に所属しながらオフィスと試作室を行き来する働き方
6. 食品開発職の平均年収は?
食品開発職の年収は、企業規模と担当領域によって分かれます。実態は次の水準です。
・中小食品メーカー・若手
年収は350万円〜500万円前後。試作・改良業務が中心です。
・大手食品メーカー・中堅
年収は500万円〜750万円前後。主担当として商品設計を担います。
・リーダー・専門職(品質・技術統括)
年収は800万円〜1,000万円前後。複数商品や部門調整を担当します。
成果給ではなく、技術力と責任範囲で評価される固定給型が基本です。
7. 向いてない人は?
- 地道な改良や検証作業に飽きやすい人
- チームと連携して動くのが苦手な人
- トレンドやマーケティングに関心がない人
8. よくある質問(Q&A)
Q. 理系でないと食品開発にはなれない?
A. 食品の科学的知識は必要ですが、文系でも企画寄りの職種で関われる企業もあります。
Q. どんなところからアイデアを得ているの?
A. 海外トレンド、SNS、顧客の声、食文化など多岐にわたります。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
食品開発職/食品メーカー勤務/11年目
■ 仕事内容
新商品の配合設計から量産立ち上げまでを担当しています。おいしさだけでなく、工場で再現できるかを常に意識しています。
■ やってよかったこと
自分が関わった商品が全国の店頭に並んだときに、大きな達成感があります。
■ 大変だったこと
コストや原料制約が厳しく、理想どおりにいかないことが多いです。責任は重いです。
■ これから目指す人へ
料理が好きなだけでは続きません。数字と現場の両方を見られる人に向いています。現実と向き合える開発職です。


