ペットショップスタッフの仕事とは??
動物の世話や販売、飼い主へのアドバイスまで、ペットとの暮らしを支える接客とケアの仕事。
1. どんな仕事?
ペットショップスタッフは、犬・猫・小動物・爬虫類・魚などの世話から販売まで幅広い業務を行う仕事です。
主な仕事内容は、動物の世話(給餌・給水・清掃・運動・健康チェック)、お客様への動物紹介・相談対応、フードやグッズなどの商品の販売、在庫管理まで多岐にわたります。
また、動物の体調や性格を観察しながら、お客様に最適な飼育方法を説明するなど、コミュニケーション力と動物知識の両立が求められる職種です。
店舗によってはペットホテル・トリミング・しつけ教室を併設しているケースも多く、複数のスキルを身につけて活躍することも可能です。
2. どんな人に向いてる?
- 動物が好きで世話を苦に感じない人
- 接客や説明が好きな人
- 朝早くても動ける体力のある人
- いろんな種類の動物に興味がある人
3. ペットショップスタッフになるには?(進路チャート)
🎓 高校卒業
↓
🐾 専門学校やペット関連のアルバイトで経験を積む
↓
🏪 ペットショップに就職(正社員・契約・アルバイト)
↓
📚 業務に応じてトリミング・販売士などのスキル習得も
4. ペットショップスタッフに必要な資格やスキル
- 特別な資格は不要(店舗によっては動物取扱責任者の条件あり)
- 動物の知識、接客力
- 掃除・健康管理スキル
- 販売・在庫管理の基本

5. 活躍の場・働き方
- ペットショップ(大型店・個人店)
- ショッピングモール内の専門店
- ペットホテル・併設サービス施設
6. ペットショップスタッフの平均年収は?
ペットショップスタッフの平均年収は250万〜320万円前後が一般的です。
経験年数や扱う動物の種類、店舗規模によって差があり、責任者や店長になると350万〜450万円ほどになる場合もあります。
トリミング・小動物看護・販売資格などを併せ持つと、給与アップにつながりやすい傾向があります。
7. 向いてない人は?
- 動物のにおいや汚れが気になる人
- 休みがカレンダー通りでないと困る人
- 命を扱うプレッシャーに弱い人
8. よくある質問(Q&A)
Q. 資格はなくても働ける?
A. ほとんどの店舗で資格は不要。ただし、トリミング・販売士・動物取扱責任者などがあると有利。
Q. トリマーと兼任することもある?
A. 併設店舗では兼任も多く、学校で両方学ぶ人もいる。
Q. 昇進や店長になるには?
A. 接客・運営・知識を積んで、店長やバイヤーになる道もある。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
ペットショップスタッフ/総合ペットショップ勤務・5年目
■ 仕事内容
犬・猫・小動物・爬虫類などの生体管理を担当しながら、お客さまへの接客や相談対応、フード・用品の販売も行っています。
とくに生体管理は重要で、健康チェック・給餌・清掃・環境づくりを怠るとすぐ体調に影響が出るため、常に細かい観察力が求められます。
子どもの来店が多い週末には、動物との接し方を説明したり、初めてペットを迎える家庭へのアドバイスも行います。
■ やってよかったこと
「この子を家族に迎えて本当によかった」と、後日写真や近況を送ってくださるお客さまが多いのが励みです。
元気がなかった動物がケアによって回復し、新しい家に迎えられて幸せになった瞬間を見ると、この仕事の価値を強く感じます。
飼育用品やフード選びで迷っている方に適切なアドバイスができ、「助かりました」と言われるのも嬉しいポイントです。
■ 大変だったこと
生き物相手なので、毎日同じ状態ではありません。急に体調を崩す子が出たときは、原因の特定やケアに追われ、精神的にも体力的にもハードです。
また、繁忙期(GW・年末年始)は接客が途切れず、在庫管理・清掃・説明の全てを同時進行で回す必要があり、集中力が試されます。
■ これから目指す人へ
「動物が好き」だけでなく、「人と話すことが嫌じゃない」ことがとても重要です。
実際の現場では、動物の世話と同じくらい、お客さまと話す時間が長いからです。
専門知識は入社後に学べるので、まずは観察力と丁寧なコミュニケーションを意識すれば、長く続けられるやりがいのある仕事です。



