獣医師の仕事とは??
動物の病気やケガを診断・治療し、健康管理や予防を行う専門職。動物の命を守る医療のプロ。
1. どんな仕事?
獣医師は、ペットや家畜、野生動物などの病気やけがの診断・治療を担当。
手術や投薬、健康診断、予防接種、繁殖管理なども行う。
人の健康を守る医師に似ているが、対象が動物である点が特徴。
獣医師の仕事はペットクリニックでの診療だけでなく、畜産業の衛生管理や動物園・水族館での健康管理など、活躍の場が幅広いのが特徴です。
また、感染症の拡大を防ぐための公衆衛生分野や、動物用医薬品の研究開発に携わる獣医師もいます。
動物と人の命をつなぐ存在として、専門知識・高度な技術・動物への愛情のすべてが求められる職業です。
2. どんな人に向いてる?
- 動物が好きで命を大切にしたい人
- 根気強く、丁寧な観察力がある人
- 幅広い知識を学ぶ意欲がある人
- 体力と精神力がある人(緊急対応もある)
- コミュニケーション能力があり飼い主とも良好な関係を築ける人
3. 獣医師になるには?(進路チャート)
📘 高校卒業(理系科目が必須)
↓
🎓 大学の獣医学部に進学(6年間)
↓
📜 国家試験に合格し獣医師免許取得
↓
🏥 動物病院や関連施設で勤務開始
4. 獣医師に必要な資格やスキル
- 獣医師免許(国家資格)が必須
- 動物医学の専門知識と技術
- 観察力と判断力
- 飼い主とのコミュニケーション能力
5. 活躍の場・働き方
- 動物病院、動物クリニック
- 畜産業界の健康管理や研究機関
- 動物園や保護施設
- 製薬会社や公衆衛生関連
6. 獣医師の平均年収は?
獣医師の平均年収は約550万~600万円前後とされています。ただし、勤務先や働き方によって大きな差があります。
勤務先 | 年収目安 |
---|---|
動物病院勤務(小動物臨床) | 400万~500万円 |
大動物臨床・畜産関連 | 500万~600万円 |
公務員獣医師 | 600万~700万円 |
製薬・研究職 | 600万~800万円 |
特に公務員獣医師や研究職は安定した高収入が期待できます。一方で、開業獣医師は実力次第で年収1000万円以上も可能です。
出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」/日本獣医師会データ
7. 向いてない人は?
- 動物が苦手な人
- 長時間の勉強や研修に耐えられない人
- 緊急時に冷静な対応ができない人
8. よくある質問(Q&A)
Q. 獣医師になるのに学費はどれくらい?
A. 大学の学費は高めで、6年間で約300万〜600万円ほどかかることが多い。
Q. ペットの飼い主とどう接する?
A. 病状説明やケアの指導を丁寧に行い、信頼関係を築くことが重要。
Q. 夜間勤務や緊急対応はある?
A. 動物病院によっては夜間や休日の緊急対応があることも。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
獣医師・勤務7年(小動物病院)
■ 仕事内容
犬や猫を中心に診療・手術を担当。ワクチン接種や健康診断、急患対応など日々さまざまなケースに向き合っています。
■ やりがい
動物が元気を取り戻し、飼い主さんが安心した表情を見せてくれると、この仕事をやっていて良かったと感じます。
■ 大変なこと
言葉を話せない動物を相手にするため、症状を見極めるのが難しいです。夜間対応や緊急手術が続くと体力的にもハードです。
■ これから目指す人へアドバイス
動物が好きという気持ちはもちろん、責任感と冷静な判断力が必要です。勉強量も多いですが、命を守る誇りある仕事です。