インテリアコーディネーターの仕事とは？？
部屋や店舗、建物の内装や家具・照明などをトータルに提案・調整する仕事。
1. どんな仕事？
インテリアコーディネーターは、住宅や商業施設の内装デザインを企画・提案し、家具・照明・カーテン・壁紙・床材などをトータルにコーディネートして空間を美しく使いやすく整える仕事です。
施主の要望をもとにライフスタイルのヒアリングを行い、最適な空間プランを立案します。
現地調査では採寸や動線確認を行い、内装材の選定やレイアウトをまとめたプレゼンボード・3Dパースの作成も担当します。
施工段階では業者との打ち合わせや現場確認を行い、仕上がりがイメージ通りになるよう調整します。
デザインだけでなく、建築・設備・照明の知識も求められる、総合的な空間づくりの専門職です。
2. どんな人に向いてる？
- インテリアや空間づくりが好きな人
- 人の話を丁寧に聞ける人
- センスだけでなく、論理的に説明できる人
- 色彩や素材に興味がある人
3. インテリアコーディネーターになるには？（進路チャート）
🎓 高校卒業
↓
🏫 デザイン系専門学校・短大・大学で学ぶ（または未経験で住宅業界に就職）
↓
🏢 インテリア・住宅関連企業に就職
↓
✅ インテリアコーディネーター資格取得（民間資格）
4. インテリアコーディネーターに必要な資格やスキル
- インテリアコーディネーター（公益社団法人インテリア産業協会）
- 色彩検定、建築士、福祉住環境コーディネーターなども有利
- コミュニケーション力、提案力
- 図面や建築知識、CADソフトの基本操作
5. 活躍の場・働き方
- 住宅メーカー・リフォーム会社・インテリアショップ
- ショールーム・設計事務所など
- フリーランスとして活動する人も
6. インテリアコーディネーターの平均年収は？
インテリアコーディネーターの平均年収は350万〜500万円程度が中心です。
経験を積み、指名を受けるようになると年収600万円以上に届くケースもあります。
住宅メーカーやリフォーム会社では固定給が安定しており、独立した場合は案件数・単価によって収入が大きく変動します。
（出典：厚生労働省「賃金構造基本統計調査」）
7. 向いてない人は？
- デザインの知識を勉強するのが苦手な人
- 人と話すのが極端に苦手な人
- 自己主張が強く、相手の意見を聞けない人
8. よくある質問（Q&A）
Q. 未経験からでも目指せる？
A. はい。資格の取得と経験を積めば十分活躍可能。
Q. 建築士とどう違うの？
A. 建築士は建物自体の設計、コーディネーターは内装の提案が中心。
Q. デザインだけでなく営業もある？
A. 顧客対応・提案も業務の一部で、営業スキルも求められる。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
インテリアコーディネーター／住宅メーカー勤務・7年目
■ 仕事内容
新築住宅の内装提案を中心に、家具・照明・カーテンの選定、配色計画、3Dパース作成などを担当しています。
お客様の好みや生活動線を聞き取り、「暮らし方に合った空間」を形にするのが最も重要な役割です。
施工が始まってからも現場に出向き、色味の確認や仕上げの最終チェックを行います。
■ やってよかったこと
引き渡しの日に「想像以上の家になった」と言ってもらえる瞬間が一番嬉しいです。
特に照明計画や素材選びは、完成時の印象が大きく変わるため、自分の提案が空間の雰囲気を左右する実感があります。
お客様の笑顔を見ると、この仕事をしていて良かったと心から思います。
■ 大変だったこと
納期に合わせて複数案件を同時進行するため、スケジュール管理がかなり重要です。
また、素材の色味や質感はカタログと現物で異なることもあり、細かい確認作業や責任感が求められます。
お客様の理想と現実のバランスを調整するコミュニケーションも難しい点です。
■ これから目指す人へ
人の話を聞くことが好きで、インテリアが好きな人なら楽しめる仕事です。
最初は分からないことだらけですが、ショールーム巡りや素材研究を重ねるほど成長できます。
資格取得やスキルアップで独立も目指せるので、長く続けられる職業だと思います。
