大学教授(だいがくきょうじゅ)

子どもと教育の仕事
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1. 大学教授の仕事とは?

大学教授は、専門分野の研究と大学教育(学部・大学院)を担うアカデミアの最上位職です。研究では論文発表や外部資金の獲得、共同研究の推進、教育では講義・ゼミ・研究指導・成績評価などを行い、学問と社会の発展に貢献します。学内運営や委員会活動、社会連携(産学官協働、メディア対応、アウトリーチ)も重要な役割です。

2. どんな人に向いてる?

  • 新しい知を切り拓く探究心と長期的な粘り強さがある
  • 論理的思考と論文執筆・英語運用が得意
  • 学生指導や共同研究に必要なコミュニケーション力がある
  • 自律的にプロジェクトや資金をマネジメントできる

3. 大学教授になるには?(進路チャート)

  • 学部卒 → 大学院修士 → 博士(Ph.D. / 博士(◯◯))取得
  • ポスドク/助教(任期制)で研究実績を蓄積(論文・外部資金・受賞)
  • 准教授(テニュア審査や昇任審査を通過)
  • 大学教授(研究・教育・大学運営のリーダー)

分野により企業研究所→大学のルートや、臨床資格/実務経歴を伴うルート(医・薬・法・経営など)もあります。

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4. 大学教授に必要な資格やスキル

  • 博士号(多くの分野で実質必須)
  • 査読付き論文・国際学会・外部研究費(科研費等)の実績
  • 教育力(授業設計・FD、成績評価、学生指導)
  • 研究倫理・コンプライアンス、研究費・チームのマネジメント
  • 英語運用(論文・国際発表・共同研究)、データ解析・統計

5. 活躍の場・働き方

  • 国立・公立・私立大学(学部・大学院・研究科・附置研究所)
  • 学内委員会・センター運営、産学官連携、国際共同研究
  • 研究費獲得に応じたプロジェクト型の働き方、兼業(規程範囲内)

6. 大学教授の平均年収は?

約700万円〜1,200万円

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、大学教授(高専含む)の平均給与はおおむねこの範囲に収まります。

国公立か私立か、専門分野、役職によって差が大きいのが特徴です。</p>

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査(職種別)」、人事院「国家公務員の給与制度」、文部科学省「国立大学法人等の職員給与の水準」等。具体の額は年度・所属により異なります。

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7. 向いてない人は?

  • 長期的に研究テーマへ粘り強く取り組むのが苦手
  • 論文執筆・査読対応・競争的資金申請を避けたい
  • 学生指導や学内運営(会議・委員会)に関わりたくない

8. よくある質問(Q&A)

Q. 博士号がないと教授になれませんか? A. 実務系(芸術・法・経営・医療等)では同等の顕著な実績で特任・客員などのケースもありますが、原則は博士号が求められます。 Q. 研究と教育、どちらが重視されますか? A. 大学や分野、ポストにより比重は異なります。研究大学では研究・外部資金、教学重視大学では授業・学位プログラム運営の比重が高い傾向です。 Q. 給与は国立と私立で違いますか? A. 法人・学校種・地域で差があります。国立は人事院勧告等の影響を受け、私立は学校法人の給与規程・手当・賞与の設計に左右されます。

9. 関連する仕事

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10. 現場の声

※(現場の声は今後掲載予定)