溶接工の仕事とは？？
金属と金属を熱で溶かしてつなぎ、建物や機械を支える専門職。
1. どんな仕事？
溶接工は、鉄・ステンレス・アルミなどの金属を高温で溶かし、接合して構造物や製品を作る仕事です。
造船・建築・自動車・鉄道・プラント設備など、幅広い分野で必要とされる技術職です。
手作業で行う手溶接のほか、機械を操作して行うロボット溶接や、自動制御装置を使った自動溶接などもあります。
金属の種類や厚さ、用途に応じて適切な溶接方法を選ぶ技術と経験が求められます。
溶接は構造物の安全性に直結するため、正確さと集中力が特に重要な職業です。
2. どんな人に向いてる？
- 手先が器用で細かい作業が得意な人
- 集中力があり、黙々と作業できる人
- モノづくりに興味がある人
- 安全意識が高い人
3. 溶接工にな？（進路チャート）
🎓 高校卒業（工業系なら有利）
↓
🏭 溶接・製造関連の会社に就職
↓
🧑🏭 実務を経験しながら、各種溶接資格を取得していく
4. 必要な資格やスキル
5. 活躍の場・働き方
- 建設現場、造船所、自動車工場、鉄骨加工場、プラント工場など
- 屋外・高所・狭所など、作業環境は多様
- 経験を積めば溶接指導者や検査員として活躍も
6. 溶接工の平均年収は？
溶接工の平均年収は約350万〜550万円前後です。
熟練技術者や国家資格（溶接技能者など）を持つ人は、600万円以上を得るケースもあります。
勤務先や現場の規模によって収入差があり、造船や鉄骨建築など大型構造物を扱う現場では比較的高収入の傾向があります。
出典：厚生労働省「賃金構造基本統計調査」／日本溶接協会資料より
7. 向いてない人は？
- 熱・火・金属に苦手意識がある人
- 体力仕事が苦手な人
- 注意力に欠ける人
8. よくある質問（Q&A）
Q. 危険じゃないの？
A. 専用の防具を使い、安全対策を徹底すれば問題なし。
Q. 未経験からでもなれる？
A. 最初は補助作業から始めて、資格を取りながら技術を習得していく。
Q. どの資格を取ればいい？
A. JISの溶接資格はどの業界でも評価される。
9. 関連する仕事
10. 現場の声
■ 職業・職歴
溶接工／建設鉄骨メーカー勤務・9年目
■ 仕事内容
鉄骨や鋼材をアーク溶接で接合し、図面通りに形を仕上げています。
現場での溶接作業だけでなく、完成後の検査や修正も担当しています。
■ やってよかったこと
自分の手で溶接した構造物が建物や橋として形になるのを見ると、大きな達成感があります。
技術職として、腕を磨くほど評価される点も魅力です。
■ 大変だったこと
火花や高温を扱うため、安全管理には細心の注意が必要です。
夏場の現場作業は特に体力を使います。
■ これから目指す人へ
集中力と根気があれば必ず上達できます。
資格を取って現場経験を積めば、一生食べていける技術になります。
