登録販売者(とうろくはんばいしゃ)

医療とケアの仕事
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医療とケアの仕事

登録販売者の仕事とは??
ドラッグストアなどで一般用医薬品を販売・説明できる“薬の専門スタッフ”。

1. どんな仕事?

登録販売者(とうろくはんばいしゃ)は、薬局やドラッグストアなどで第2類・第3類医薬品(風邪薬・胃腸薬・鎮痛剤・ビタミン剤など)を販売できる専門職です。
薬剤師が不在でも一般用医薬品を販売できる資格として、医薬品販売の現場を支える重要な存在です。

主な仕事内容は、お客様の症状を聞き取り、適切な薬を選んで提案すること。
使用方法や副作用、他の薬との飲み合わせなどを丁寧に説明し、安心して購入してもらえるようサポートします。
また、在庫管理・商品の発注・陳列・POP作成・売場づくりといった店舗運営の仕事も多く、幅広い知識と接客スキルが求められます。
最近では健康食品やサプリメント、衛生用品などを扱う機会も増え、生活全体の健康アドバイザーとしての役割も担っています。

2. どんな人に向いてる?

  • 人の健康に関わる仕事がしたい人
  • 薬や成分に興味がある人
  • 接客が好きで、丁寧に説明できる人
  • ドラッグストアで働きたい人

3. 登録販売者になるには?(進路チャート)

🎓 高校卒業(年齢制限なし)
  ↓
📚 登録販売者の試験勉強(独学・通信・スクールなど)
  ↓
📝 登録販売者試験に合格
  ↓
🏢 実務経験を積み、正式に登録
  ↓
💊 ドラッグストアや薬局などで勤務

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4. 登録販売者に必要な資格やスキル

  • 登録販売者試験の合格(各都道府県が実施)
  • 医薬品の知識と説明力
  • 接客マナー・コミュニケーション能力

5. 活躍の場・働き方

  • ドラッグストア・薬局・スーパーの薬品売り場
  • パート・アルバイト・正社員など柔軟な働き方
  • 複数店舗を兼任したり、エリアマネージャーを目指す人も

6. 登録販売者の平均年収は?

登録販売者の平均年収は約320万〜450万円前後です。
ドラッグストア勤務では月収25万円前後+資格手当(1〜3万円)が一般的で、店長クラスでは500万円以上に達することもあります。
パートやアルバイトでも資格者は時給1,200〜1,800円と高く、経験や勤務時間によって収入アップが見込めます。

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査(販売従事者・医薬品販売)」/日本チェーンドラッグストア協会データ

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7. 向いてない人は?

  • 薬や健康に興味がない人
  • 人と接するのが苦手な人
  • 勉強や暗記が苦手な人

8. よくある質問(Q&A)

Q. 登録販売者と薬剤師はどう違う?
A. 薬剤師はすべての医薬品を扱える国家資格。登録販売者は一般用医薬品の一部に限定される。

Q. 年齢制限はある?
A. なし。高校卒業以上なら何歳でも受験可能。

Q. 未経験でも働ける?
A. 試験合格後に未経験で採用されることも多く、働きながら実務経験を積むケースも多い。

9. 関連する仕事

10. 現場の声

■ 職業・職歴
登録販売者/ドラッグストア勤務・7年目

■ 仕事内容
医薬品の接客販売を中心に、在庫管理や発注、売場づくり、後輩の教育も担当。
シーズンごとに風邪薬や花粉症薬などの売れ筋を分析し、売上アップに貢献しています。

■ やってよかったこと
お客様の体調相談を通じて信頼関係が生まれるのがうれしいです。
薬だけでなく、生活習慣やセルフケアの提案もできるのが魅力です。

■ 大変だったこと
医薬品の種類が多く、法律改正や新薬情報の勉強を続ける必要があります。
忙しい時間帯は接客とレジを同時にこなす柔軟さも求められます。

■ これから目指す人へ
「人の健康を支えたい」「薬の知識を活かしたい」という人にぴったり。
国家資格ではないものの、全国どこでも通用する強みがあります。

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